スポ少

野球やサッカーなどの「スポ少」で誰もママ友がいないという声もありました。普通の参観などと比べ、メンバーも固定していて関わりが濃いため、「一人だと居心地が悪い」という声も。 可能であれば、役を引き受ける・試合の送迎を申し出るなど、積極的にできることを探していくと、比較的早く交流ができるという先輩ママのアドバイスもありました。

 

子どもの仲良しの親に対して

小学生になると、子どもだけで公園や児童館、相手の家に行くこともだんだん増えてきます。また地方では少子化の影響で学校が合併し、学区が広くなったために、友達と放課後に遊ぼうと思うと車での送迎が必須になることも。

 

安全面からも、よく遊ぶ相手の子の保護者とだけでも連絡先は交換しておきたいものですが、なかなか会う機会もない…そんな時は、子どもに手紙を預け、自分の連絡先を伝えておくのも一つの方法ですよ。

 

その他にも、病院や歯医者・習いごとなど地域の情報が分からない、夏休みに仲良しグループでプールに行くことになった時、わが子だけ不参加でかわいそうだった…などの声が聞かれました。

 

「ランチに毎月行く」などの密なママ友付き合いではなく、顔を合わせた時にちょっとした子どもの話や情報交換ができる程度の知り合いがいたら…と思っているなら、クラス委員など軽めの役員を、1~2年生のうちにやっておくのもおすすめですよ。

 

低学年のママの方が、委員長など責任ある立場を任されにくいことも多いですし、学校のことも早く分かりメリットは多いので、在学中に一度は役員をやるのが前提の学校などはぜひ早目にトライしてみて下さいね。

 

「ママ友がいない」ことにはメリットもある


「ママ友がいないのは寂しい」「困った時に頼る人がほしい」という声がある反面、こんなメリットを挙げる人もいました。

 

「ランチなどのお付き合い、私は断るのが下手なので、一度参加したら毎回行くことになってしまいそう。ママ友がいないおかげで、お金や時間を費やさずに済んでいます。」

 

「どこにでも詮索好きな人はいるもの。へたに関わって根掘り葉掘り聞き出されたり、ネタにされたりはイヤなので、ママ友がいない方がプライバシーを守れます」

 

「他のママやお子さんの悪口など、偏った情報が入ってきて逆に振り回されることも。自分の目で判断したいです」

 

「参観や音楽会などで知り合いに話しかけられたら、断り切れず話してしまいそう。一人で見た方が、子どもの成長を純粋に楽しめると思います」

 

まとめ


考え方はいろいろあると思いますが、基本的には、小学校は子どもが主役! ママ友がいてもいなくても、子どもがのびのびと学校生活が送れていればそれでOKです。

 

また、「ママ友」と名付けられてはいますが、ママだってみんな一人の人間。接しているうち、気が合うな、魅力的だな…と感じて友だちになる、というのが本来の姿ですよね。

 

私は、個人的には、「情報が欲しい」「一人でいるのがいや」といった理由で無理にママ友を「作る」のは違うのでは…と思っています。

 

可能な範囲で学校には足を運び、自然に話ができる相手が見つかれば一番ですね。

 

文/高谷みえこ