部屋がなかなか片づかないのは、もしかしたらムダに頑張りすぎているせいかもしれません。まずは、ここでご紹介する3つのルールを意識すれば、もっと肩の力を抜いて、ラク〜に収納・片づけができるはずですよ!
捨てたくないものは捨てなくていい!
“ミニマリスト”にならなくてもいいんです
何でもポイポイ捨てるより、「不要なものをためこまない」ことが大事。まずは絶対に捨てたくないもの、本当に今必要なものを決め、それ以外のものから「ゴミを1個捨てる」を繰り返すこと。キッチン、玄関、リビングには「いつか役立つ」ものはないと思って。
ストックを手ばなせば管理の手間もなし!
1㎡につき年間15万円の家賃を支払っている⁉
24時間営業のお店がふえた今、スーパーを冷蔵庫、ドラッグストアを生活用品の保管庫に見立てれば、実は家にストックする必要はない。それでも捨てられない、ためこんでしまう人は、不要なものやゴミのために、家賃をいくら支払っているのか計算してみて。
コントロールできる物の量を把握する
「リバウンド」を恐れず、見直しを繰り返して
いくら物を減らしても、子どもがふえれば物もふえ、多忙が重なれば片づけられない日だってあるのが人生。つねにスッキリした状態を完璧にキープするのはムリとわりきって。後悔や失敗することを恐れず、「今の自分」に合わせて物の適量を見直そう。
捨てることで〝物の代謝〟が高まって片づく環境に変わります
「〝捨てる=捨(すて)活(かつ)〟は、ただ物を減らす手段ではなく、物とのつきあい方が上手になるためのトレーニングなんです」と話す岡田さん。「1日1個、物を捨てる」「ゴミを持ちこまない」など、捨活を始めると不要なものが減るだけでなく、家の中の物のめぐりがよくなる効果があるのだそう。「捨てることに、最初は抵抗感や不安を感じる人も多いはず。だからこそ、捨活トレーニングを始めると、新たに物を買うときに慎重になり、厳選されたものだけで暮らせるようになるのです」
1日1分"捨トレッチ"で物の代謝をよくする9つの体操!
1日1個だけゴミを捨てる
効果
まずは体をほぐす感覚で、簡単に捨てられるゴミからポイッと捨てよう。出かける前、帰宅後、寝る前など、行動する直前直後にゴミ箱にゴミを捨てることを習慣づけて。繰り返し続けることで確実に物の増加はおさえられる。
1か所だけ“聖域 ”を作る
効果
調理台でも、テーブルの上でも、家の中に1か所、何も物を置かないまっさらな場所を作って。何もないのが気持ちいい、暮らしやすいと実感すると、物がない状態への不安が薄れ、捨てることへの抵抗感がなくなる。
1日1回だけゴミ箱をからにする
効果
ゴミ箱が満杯になるまでためずに、午前中か就寝前、1日1回でいいので、家中のゴミ箱をからっぽにしよう。捨てる気持ちよさを実感すると、気持ちも同時にリセットできて、今後の行動がスムーズに始められる。
床置きはあえてじゃまな場所に
効果
一度床置きにすると、そのまま部屋の隅に追いやって存在を忘れてしまい、吹きだまり状態になる。廊下の真ん中や出入り口付近など、じゃまな場所に置けば、つねに目に入り、本当に必要なものか、意識して見直すきっかけに。
しまうのは使うものだけにする
効果
使わないものを収納スペースにためこむから、肝心な使うものを入れられず出しっぱなしになる。「使ったものは即しまう」を徹底し、不要なものを表に出すことで、意識が向いて、物の循環がよくなっていく。
〝助けて と言ってみる
効果
「ないと困る!」と思いこんで捨てられず、あれもこれも「いちおう」ためてしまう。たとえ捨てたあとに必要だとわかっても、まわりの人に思いきって「間違って捨てちゃった」と口に出せば意外と誰かが助けてくれる。
帰宅直後だけは捨てタイム
効果
家の中にゴミがふえるのは、外から持ちこむから。帰宅後は、ひと息つく前に、ポストから持ちこんだ郵便物やバッグに入っているゴミなどを整理・分類して、ゴミはすべて捨ててしまおう。
暮らしの知恵ならふやしていい
効果
たとえば、お風呂の専用洗剤が切れていても実はシャンプーで代用できる…といった〝暮らしの知恵〞だけはふやしてOK。なくてもなんとかなるものが意外と多いとわかると、捨てることへの不安が薄れていくはず。
数字で暗記する
効果
キッチンは6割、クローゼットは8割収納が最適…など、収納スペースに対しての適量は目安を数字にすると覚えやすい。物を捨てるときも、買い物するときも、これを自然と意識できると、ムダな動きが減り、出費も減る。
物の代謝を高めるには、ストレッチのように、毎日、短時間でも続けることが成功のカギ。1日1分の習慣を実践してみましょう。