朝食に、夕食の献立の一品にと、なにかと登場回数の多いみそ汁。「時短したい」「バリエを広げたい」人たちに話題なのが"みそまる"です。お好みのみそにだしと具材を混ぜ、まるめるだけで完成するお手軽さが人気のヒミツ。お湯を注ぐだけでみそ汁が楽しめる"みそまる"を、ぜひ試してみて!
「みそまる」の基本
〝みそまる“って何?
普段使っている「みそ」、顆粒状の「だし」、わかめやねぎなどの「具材(乾燥したものがベター)」を混ぜてまるめたもの。お湯を注げばあっというまにみそ汁の完成!
どうやって使うの?
作りおきできるので、1個ずつラップに包んでおくのがおすすめ。欲しいときにお椀に入れ、お湯を注げばみそ汁が完成! 毎回みそ汁を作る手間がはぶけるのも◎。
どのくらい保存できるの?
冷蔵室なら1週間、冷凍室の場合は1か月が目安。保存性UPのため、中の具材は生よりも乾燥がおすすめ。具材に塩分が含まれる場合は白っぽい甘めのみそが合う。
冷凍したらカチカチにならない?
みそは塩分が多く含まれるため、冷凍してもカチカチに凍結する心配はなし! 冷凍室から出してすぐにみそ汁ができるので、作りおきにピッタリ。
How to cook !”みそまる”の作り方!
材料(10 個分) みそ……………160~180g 顆粒だしの素…………5g カットわかめ(乾燥)…2g ねぎ(乾燥) ……………3g 麩または油揚げ(乾燥) ………………………8g ※だしの素は「削り節またはいりこ粉末10g」でも可。
みそとだしの素、わかめ、ねぎ、ほどよい大きさに切った麩をボウルに入れる。
すべての具材をよく混ぜ合わせて「みそまるだね」を作る。
10等分にし、1個分ずつまるめてだんごにし(直径3㎝目安)、ラップで包む。※みそがやわらかい場合は、直接ラップで成形すると作りやすい。
毎日違うアレンジが楽しめる!アレンジ5
"青のり+切り干し大根+じゃこ"のみそまる
材料(10個分) みそ ………………… 160g いりこ粉末………大さじ2 切り干し大根…………20g ちりめんじゃこ… 大さじ4 青のり………………… 適量
作り方
青のり以外の材料をすべて混ぜ合わせ、10等分にしてまるめ、青のりをまぶす。
"粉チーズ+桜えび+わかめ+ガーリックパウダー"のみそまる
材料(10個分) みそ……………… 180g ※甘めのみそがおすすめです。 削り節……小2袋(5g) 桜えび…………1/2 カップ カットわかめ(乾燥)…大さじ2 ガーリックパウダー…小さじ1 粉チーズ………………… 適量
作り方
粉チーズ以外の材料をすべて混ぜ合わせ、10等分にしてまるめ、粉チーズをまぶす。
"とろろ昆布+油揚げ+ねぎ"のみそまる
材料(10個分) みそ………………… 180g 油揚げ(乾燥) …………10g ねぎ(乾燥) ……………4g とろろ昆布……………適量
作り方
油揚げは1㎝角に切り、とろろ昆布以外の材料と混ぜ合 わせる。10等分にしてまるめ、ちぎったとろろ昆布を貼りつける。
"高野豆腐+すりごま+バター"のみそまる
材料(10個分) 赤だしみそ………………90g 西京みそ…………………90g 高野豆腐(厚さ1㎝のもの) …………………4枚(40g) 顆粒だしの素… 小さじ2 白すりごま…… 大さじ4 バター……………… 20g
作り方
高野豆腐は5㎜角に切り、その他の材料と混ぜ合わせる。10等分にしてまるめる。
"花麩+ねぎ+えのき+ゆずこしょう"のみそまる
材料(10個分) みそ……………………160g ※甘めのみそがおすすめです。 顆粒だしの素…… 小さじ2 えのき…………………100g ねぎ(乾燥) …………… 4g ゆずこしょう…… 小さじ½ 花麩(小さめ) …………20g
作り方
えのきは石づきを落として1~2㎝長さに切り、花麩以外の材料と混ぜ合わせる。10等分にしてまるめ、花麩を貼りつける。
ササッとラクうま!みそまるアイデアメニュー
ごはんにのせて"雑炊風"
ほかほかの白いご飯の上にみそまるを1つのせ、お湯をかけるだけで、雑炊風の味わいに。ちょっと小腹がすいたときなどにピッタリ。
切った春雨と一緒に"みそヌードル"
お椀に春雨(約30g)をキッチンばさみで半分の長さに切り入れ、みそまるも入れてお湯を注ぎ、春雨がやわらかくなったら食べごろ。 春雨を直接お椀の上で切れば、手間もかからずとっても便利!
野菜を追加して"具だくさんみそ汁"
じゃがいもやさつまいもなど、電子レンジで加熱ができる野菜にみそまるを合わせ、お湯を注げば具だくさんのみそ汁に変身。栄養価の高いボリューム満点なみそ汁を。
こんなにおいしくて便利なみそまる、みそ汁だけなんてもったいない!基本のみそまるを使って、こんなメニューも楽しめます。自宅で色々試してみてくださいね! 料理製作・スタイリング/中村陽子 撮影/鈴木泰介 月刊誌『CHANTO』2015年12月号より