近ごろの大学生が持っているマナー観
「最近の若い者は…」というフレーズがあるように、若者は何かと旧来のルールや常識と対立しがちな存在。現代に生きる若者は、マナーについてどのような認識を持っているのでしょうか。
「東京広告協会」が昨年公開した「『マナー』に関する意識調査」によると、半数以上の大学生が世の中のマナーを「悪い」と捉えています。特に「インターネット(メールやブログ含む)」や「SNS」のマナーが悪化しているという意見が多数見られました。
一方で、「日本はマナー先進国である」と回答した人は全体の7割以上。「落とし物を交番に届ける」「公共の施設を綺麗に使う」といった、世界的に注目されているマナーを評価する人が多いです。
また大学生の中には、「知り合いからどう思われているか気になる」「友達間の空気が読めるタイプでいたい」といった理由からマナーを守っているタイプが多いよう。“世間の目”ではなく“友達の目”を意識し、人間関係に影響を与えるマナー違反をタブー視する傾向にあります。しかしマナーに関して友人・知人を注意する人は、全体の4割という結果に。
時代と共に変化していくルールは多くありますが、日本のマナーも今後大きく変わっていくのでしょうか。