お手軽オーガニックライフコーディネーター&不動産投資家の佐野亜衣子です。
卵は、一年を通して安定した価格で買い求めやすく、食べ応えがあって、なおかつ栄養も豊富で。毎日の食卓に欠かせないですよね! 我が家もみんな卵が大好きです。
卵を買う時、皆さんはどのように選んでいますか?価格だけで選びますか? スーパーへ行くと色々な謳い文句で何種類もの卵が売られていて、見た目からでは違いがあまり分からず、どう選んだら良いのか私は分からずにいました。
先日、北海道夕張郡長沼町にて平飼いの有精卵の養鶏場「ファームモチツモタレツ」を運営する高井さんと知り合う機会があったので、おいしくて安全な卵の選び方をお伺いしました。 すると、一般的な卵の生産現場がとても悲惨なことを知りました。 何て鶏が可哀想なのだろうと思うと同時に、口にする私たちも病気になってしまわないだろうかと、思いました。
食べることは、生きること。 子供への食育の良い機会として食卓での話題に良いと思ったので、お聞きしたことをシェアさせてください!
卵を産む為だけにケージ飼いされ、生き物として扱われていない鶏
安く売る為には、大量生産しなくてはなりません。一般的に安く売られている卵は、何万羽もの鶏をケージ飼いし、工場と化したところで産み落とされているということです。 自分でも調べてみました。 ケージ内にたった1本の藁すら置かれていない「バタリーケージ」という飼育法はEUでは既に禁止されている一方で、日本では92%もの卵の養鶏場がまだこの方法を継続していることを知りました。
一般的な、安い市販卵の問題とは?
1つめは、ワクチンや抗生剤が、鶏に多量に投与されていること。
自由に動き回ることもできずに生活している鶏はストレスも大きく、病気にかかりやすい。当たり前ですよね。また、密度が高いので一羽が病気にかかると他の鶏も感染しやすいです。その為に多量のワクチンや抗生剤が投与され、それが卵に残留している懸念があるということです。
2つめは、遺伝子組み替えや農薬が残留したエサを鶏が食べていること。
鶏は雑食で何でも食べるそうですが、養鶏で主にエサとして与えられるものはコーンが多いそうです。 安い卵のエサには、安いコーンが利用されます。安いコーンといえば、遺伝子組み換えコーンの懸念が。そして輸入コーンにはポストハーベストの懸念がありますよね。
3つめは、洗剤で卵が洗浄されていること。
一羽一羽に丁寧なお世話が行き届いていないので、産み落とされる卵も汚い為、洗浄してから出荷されるそうです。 工程を効率的にする為、卵はベルトコンベアで運ばれ、洗剤が入った水の中で洗われるということです。
いずれも「化学物質」に関わることです。 昔とは比べ物にならない程増えている卵アレルギーは、この化学物質が一因ではないかと指摘されているそうです(汗)。