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沖縄料理の定番食材・ゴーヤー。好きな人も多いでしょうが、一方で「苦すぎて食べられない」「ゴーヤーの苦さだけはどうしても受けつけない」といった声も。しかし、ゴーヤーには苦いものとそうでないものがあるようです。

 

苦いゴーヤーと苦くないゴーヤーの違い


7月31日放送の『この差って何ですか?』(TBS系)では、「苦いゴーヤー」と「苦くないゴーヤー」の差について特集。専門家の方によると、ゴーヤーの苦さはひと目見るだけで見分けられるそう。

 

1つ目のポイントは色。色が濃いゴーヤーは苦く、色が薄いゴーヤーは苦くないという特性があります。さらに、表面のイボの大きさも苦さを見極めるコツ。表面にあるイボが小さくて密集しているゴーヤーの方は、苦味が強いのだとか。

 

これらの理由には、ゴーヤーの成長度合いが関係しています。中にある種が十分に成長しきっていない若いゴーヤーは、鳥などの外敵に狙われてしまわないようにわざと苦くして自分を保護。ゴーヤーは成長していくと色が薄くイボが大きくなり、苦みも弱くなっていく性質があるのです。

 

となると、わざわざ苦いゴーヤーを食べる必要がないと思ってしまう人もいるでしょう。しかし、栄養価に関しては苦いゴーヤーの方が上。ゴーヤーの苦味の正体は「モモルデシン」という成分で、疲労や老化の原因となる活性酸素を抑える働きがあるようです。

 

また、時折みる“黄色のゴーヤー”ですが、これは完熟したもの。とても甘くて美味しく、昔の沖縄ではデザートとして完熟ゴーヤーが食べられていました。腐るのがとても早く流通させることが難しいため、あまり見る機会がないようです。