出来上がりはどうでしたか? このレシピなら、食べられないほどの失敗はたぶんありません(笑)。理想と違う仕上がりだったとしてら、それはなぜだったのかも研究対象。うまく作ることが第一の目的じゃないのですから、チャレンジ精神でやってみてくださいね!
自由研究に仕上げるコツは「科学変化」に注目すること!
パンを作って、レシピと出来上がり写真をまとめるだけでも十分ですが、もうちょっと自由研究らしく仕上げたいですよね。それにはコツがあります。難しいことを言いたいわけではありませんが、「パン作りは科学」です。
小麦粉、砂糖、塩、バター、水が基本材料ですが、これだけを混ぜてこねたところで、パンはふくらみません。ここに、「イースト菌」というものを加えることで、生地のなかの糖分をエネルギーにして炭酸ガスが発生し、パンがふくらんでいくのです。 イーストを働かせるには温度が大切です。10℃以下では働かず、60℃以上では死滅してしまいます。30℃前後がもっとも活発に働くところが、いかにも「生き物」って感じですよね。この科学変化に注目し、「イースト菌」のことを調べてまとめてみると、研究がグンとレベルアップしますよ。 また、最初はサラサラしていた小麦粉がベタベタになって、そのうち弾力が出てきてなめらかになり、ぷうっとふくらんでいくという、生地の状態の変化にも注目したいところ。その過程をつぶさに撮影し、記録していくのもおすすめです。