その洗礼はいきなり来ました。今年の2月、町内会の役員である「婦人部」にと打診があったのです。聞くと、各班から1名出すのが決まりらしく、うちは「お子さん子も成長したし、そろそろどうかしら?」と白羽の矢が立ったという次第。

shutterstock_353222444

「えー、でも、ほんと、仕事もしてるんで…」とかわそうとしたものの、最後は「出られるときだけ顔出せばいい」「名前貸すようなもの」という、前任者のおばさまの食い下がりっぷりに、「こりゃ、やらないと来年また来るな」と思った私は、顔はニコニコ・心はしぶしぶで承諾したのです。 で、初顔合わせ。配られた「年間行事表」に書かれたその仕事の多さたるや! 盆踊りに、秋祭り、餅つきに、日帰り旅行と…1か月おきに行事!! 戦後に生き返ってたくましい組織の姿が全貌を現したのでした。

素朴な疑問「いったいなんのためにあるの?」

そもそも自治会って、なんのためにあるのか…これがわからないとモチベーションも上がらない。戦中ならまだしも、なぜ今? 

そこで調べてみると、「親睦、共通の利益の促進」が主な目的で、「冠婚葬祭や親睦」とか、「運動会、盆踊りやお祭りなどのリクリエーションの開催」とか「交通防犯」や「消化防災」「衛生美化」などが主な活動内容。 つまり、「同じ地区の住民同士で仲良くし、憂いなきよう備えをし、何かあったら助け合い、住みよい街にしましょう」ってことのようです。