学生にとって文化祭や体育祭は、年に1度の大切な思い出作りの場。仲間と団結する喜びや目標を達成する快感を体験できる貴重なイベントですが、“感動の押しつけ”になるのは良くないという意見が話題になっています。
文化祭や体育祭を成功させるには
7月8日放送の『林先生が驚く初耳学!』(TBS系)では、林修さんが教師を志す大学生たちと対面する企画を実施。それぞれが抱える悩みや疑問について、林さんが真摯にアドバイスしていきました。
数学の教師を目指す学生は、「文化祭や体育祭で生徒を満足させるにはどうすれば?」という悩みを相談。学校行事は社会基盤や人間形成に重要なものとされているため、教師にとってもおざなりに出来ないイベントです。これに対して林さんは、自分の成功体験を生徒に押しつけるのは「危険な考え方」とコメント。「自分がこうだったから子供もこうだろう」と決めつけてしまうことは、子どもにとって良くないことだと力説しています。
林さん自身は学生時代にラグビー部に所属していたそうですが、そこで学んだのは「自分が向いてないことに努力しても何ひとつ結果は出ない」という結論だったと驚きの発言。今の林さんの糧となっているのは、理系科目も文系科目も東京大学合格レベルまで極めた時の経験だと振り返りました。
教師として持つべきなのは、「自分はこうだった“けど”子供たちも本当にそうかな?」という考え方。行事から学ぶ子もいればそうではない子もいるため、ひとりひとりに合うものは何かを見極めることが必要だそうです。