■「小1の壁」対策方法

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対策の方法としてはいくつかの方法があります。まずは、仕事の量を減らし、時間を短くするということです。これが可能な職場かどうかというのはあるのですが、子供の帰宅時間に仕事の終わりを合わせることができれば、子育てはなんとかなりそうです。小学1年生だと、まだまだひとりで留守番をさせるというのは不安も多いですよね。 また、職場を学校や自宅の近くにするという方法もあります。職場が近ければ、何かあればすぐに子供を迎えにいくこともできますし、通勤時間も短くなるので負担も少なくなるのではないでしょうか。まだ働いていなければ、家の近くで探せばいいですが、すでに働いている場合は、転職を考える必要もあるかもしれません。 小学1年生だと、難しいのかもしれませんが、ひとりで留守番ができる子供になってもらう。その教育をするというのも一つの方法であると言えます。しっかりしたお子さんであればいいですが、やんちゃなお子さんだと難しいかもしれません。いずれにしても、まだ小学1年生の子供ですから、簡単ではないですけれど。 他には、家の近所で同い年の友達を作るというのもあります。親として一番気になるのがひとりでの帰り道ではないでしょうか。家の近所に友達がいれば、何もないときなら友達と一緒に帰宅することになりますから、ひとりで帰ることを考えれば親としても少しは不安がとりのぞけそうです。 国や知自体のサポートを受けるといった方法もあります。厚生労働省では子育て支援のための様々な事業を行っており、「放課後児童クラブ(学童)」といった小学生を対象とした放課後保育を行っています。こちらは登録制となっており、登録の必要があります。文部科学省では「放課後子ども教室」を月に数回、小学校や児童館で行っています。こちらは登録制ではないでの、誰でも参加できるようになっています。他にも、「ファミリーサポートセンター」というのがあり、子供の送迎や預かりをしてくれます。費用はかなりますが、低価格ですから利用はしやすいと思います。

■身の回りを俯瞰してみよう(周りのサポート、自分の職場環境、子どもの気持ちについてなど)

小さなお子様がいて、片親であったり、共働きであったりする場合、どうしても「小1の壁」というのは避けることのできない問題なのかもしれません。祖父、祖母と同居であれば問題ありませんが、核家族化が進んでいる現在ではそれも難しくなっています。 ですから、いざ子供が小学校にあがるときに困らないように、事前にしっかりと調べたり見ておくのがいいかもしれません。例えば、職場環境にしても、急に援助をお願いしても難しいでしょう。事前にいろいろと相談しておけば、様々な方法でサポートしてくれたり、少しでも楽になるような方法を一緒に考えてくれるかもしれませんよね。 それは行政に関しても同じことが言えます。行政によるサポートも登録制であることも多いので、事前に登録をしておいたほうがいいかもしれません。待機児童の問題にしても、徐々には改善されていますが、急激に改善されるというわけではありません。 ですが、