学校の指導より塾にハマって大出費!

この春、都内の共学の中高一貫校から大学受験を経験したYさん宅では、 「学校の受験対策はほんとうに熱心でしたし、実際、塾いらずだったお子さんも多かったようですが、うちは学校の指導より、塾の先生とウマが合ってしまって…。一生懸命やってはいたので、塾をやめなさいとも言えずじまい。結局、塾と二人三脚の受験になってかなりの出費でした。学校の体制は整っていても、子どもがそれにハマるかどうかはわからない。私立の利点を活用して、学費の元を取りたかったんですけどね(笑)。わが子の決断だけに、学校に文句は言えません」

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私立校に通わせている家庭は、経済的に余裕がある場合が多く、中には学費にいとめをつけない手厚いバックアップ体制を敷いて受験に臨む家庭も。 「周囲にそういう子がいると、子ども自身が引っ張られちゃう。〇〇ちゃんは家庭教師もつけてると言ってきたり、同じ塾に通いたいというから調べたらバカ高い塾代だったり。我が家にできる上限をはっきり示して、そのなかで選んでほしいとは伝えていますが……」 子どもによりよい教育をという親心が、学費地獄へ足を踏み入れるきっかけに!? 「勉強してくれるなら」と心がゆらぐ部分はあっても、親自身にしっかりした線引きが求められそうです。

寄付金はあるにはあるけど、強制は少数

私立校では、「寄付金」の制度がある学校も珍しくはありません。でも、強制という学校は少ないようで、あくまでも「よかったらお願いします」という任意スタイルがほとんど。 でも、初めて求められたら、「断ったら常識ないって思われる?」「みんなするものなの?」といった不安がわいてきますよね。