子どものパスポート取得で気をつけることは?
大人は10年有効のパスポートと、5年有効のパスポートが選べますが、20歳未満では5年有効のものしか申請できません。申請書の種類を間違えると書き直しの手間がかかるので気をつけて下さいね。
本人確認書類は、赤ちゃんや幼児の場合、免許証や学生証などはありませんので、健康保険証と母子手帳、または法定代理人(親など)の身元確認書類(運転免許証など)を組み合わせて提示が必要となります。子ども本人のマイナンバーカードがあるならそれでOKです。都道府県により、多少規定が異なる場合があるので、申請前に確認しておくといいですね。
パスポートの申請書の「申請者署名」と、パスポート本体の「所持人署名」欄には、本人が署名しなければなりませんが、赤ちゃんはまだ字が書けなかったり、幼児でも漢字では書けなかったりしますよね。その場合、親権者または後見人の代理署名が可能です。書式は子どもの名前のあとに保護者の名前を書き、「代筆」などと書き添えます。代筆するのは、旅行に同行しない人でもかまいません。メモなどに一度書いてみて、窓口で確認してから書き込むと失敗がないのでおすすめです。
写真には細かい規定がたくさんあります。背景は無地で、他の人の身体の一部が写り込んではいけないため、ママがだっこして撮ることはできません。
ほかにも、顔の縦の長さが32ミリ~36ミリにおさまっていることや、口を開けて歯が見えているのもNGなので、じっとお座りしていられなかったり、指をしゃぶってしまう赤ちゃんなどは撮影のタイミングが難しいですね。首が座っていない赤ちゃんは、無地のシーツに寝かせて上から撮る方法なら、比較的撮影しやすいでしょう。一回でうまく撮れるかどうかわからないので、スケジュールには余裕を持っておきましょう。急ぐ場合はプロに頼む方法も。
パスポートは、申請時は子ども本人を連れて行かなくても可能ですが、受け取りは必ず本人がいないとできません。待ち時間が長い場合もあるので、機嫌のいい時を見計らい、気分転換になるおもちゃや絵本などを持参するとなお良いですね。