2011年の東日本大震災は深い爪痕を残しましたが、今年6月にも大阪周辺で大規模な地震が発生。今でも多くの人が不安を抱えたまま生活を送っています。今回はいざ震災がやってきた時に使える、実用的な知識の数々を見ていきましょう。
避難所生活を快適にする小ワザ
今年6月にTwitter上で、警視庁警備部災害対策課の公式アカウントが“段ボールを使った椅子”の作り方を紹介し話題を呼びました。
震災に見舞われると、多くの人が体育館などでの避難所生活を強いられる状況に。同アカウントによると避難所は座り心地の悪い場所が多く、床に直接座るとホコリを吸い込んでしまう恐れもあるそうです。そんな時、簡易的なものでも椅子を作ることができれば大助かりするはず。
ダンボールで「椅子」を作ってみました。東日本大震災では多くの方が避難所生活を余儀なくされました。避難所となる体育館等は、床が固く冷たい場所が多く、さらには直接床に座ると埃を多く吸い込むことにもなります。厚手のダンボールがあれば簡単に作れますので、一度お試しください。pic.twitter.com/HNizkpEFfC — 警視庁警備部災害対策課 (@MPD_bousai) 2018年6月13日
用意するのは段ボールとハサミ、ガムテープの3点だけ。まずは段ボールの短辺にあたる部分の、ひらひらとしたふたの真ん中に切りこみを入れます。続いて切り込みから段ボールの“底”に位置する2カ所の角に向かって、ハサミで折り目をつけたら準備OK。折り目に従って段ボールを内側に折り込み、長い辺のふたを閉めたらガムテープで固定してでき上がり。
10分ほどで手軽に作れる“段ボール椅子”に、ネット上では「試しに作ってみたけど、ちゃんと壊れずに座れたからおススメ」「とても参考になりました。濡れても強い段ボールを保管しておこうと思います!」といった反響が上がっていました。