じわりじわりと私の周りで人気が高まっている、味噌を手作りすること。 私も興味を持ちつつも、一体どうやって作るか分からないし、上手くできるのかも不透明だったので挑戦できずにいました。 初めての味噌作りはプロに習ってみよう!と先日、福井県の老舗味噌屋「マルカワみそ」さんにお味噌作りを習ってきました。

 

やってみると簡単で驚き!詳細を知ると、チャレンジできずにいた方が身近に感じられるのではないかと、手作り味噌の概要をシェアします♪

 

味噌作りに必要な材料

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大豆、米麹、塩。これだけです!とってもシンプルですよね。 初めにオーソドックスに作ってみて次からは、大豆を米や麦に変えたり、米麹を玄米麹や麦麹に変えたりすることで、市販ではなかなか手に入れることができない味噌を作ってみたら楽しいと思いました。

 

食材を選ぶ時の参考に…大粒で、よく水を吸い、煮上がりの食味が美味しいことが、良い大豆の条件ということですよー! 吸水加減や味は実際に試してみなくては分かりませんが、お気に入りの大豆を1つ見つけてリピートすると良さそうですよね。

 

食材の他に、味噌を熟成させる容器も必要となります。 昔ながらのかめやおけの他、プラスチックやホーロー。どれもそれぞれメリットデメリットがあるので、何がベストか一概には言えませんが、教室で手渡されたのはプラスチック容器でした。

 

手作り味噌の作り方&コツ

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まず味噌を仕込む前日に、大豆を浸水させておきます。 冬だったら18時間、夏はもう少し短く。大豆を半分に割ってみて芯が見えたら、まだ吸水不足。水を吸っていない部分があるとそこには火が通らなくなってしまうので、しっかりと水を吸わせるようにしてください。

 

次に、大豆を煮ます。3時間程火にかける為家から離れられない…ここがちょっとしんどいかもしれません。圧力鍋の場合はたった15分で煮上がります! 大豆を手に取ってみて、親指と小指で潰せればOKです。

 

そして仕込み!ここは子供と一緒にすると楽しいです。 人肌くらいの温度に冷めた大豆を潰し、予め混ぜておいた麹と塩(塩きり麹)をよーく混ぜ合わせます。 混ぜ合わせたものを容器に詰めていきます。空気が入らないように、団子状にして、パシッと投げ入れるように。気分爽快です!! 詰め終えたら表面を平に整え、カビが生えないように空気を抜きながらラップや布で覆います。表面に塩を振ってから覆っても◎です。

 

あとは重しをのせて、置いておくだけ。 常温で直射日光を避けて冷暗所で保管します。私は玄関に置いています。

 

約10ヶ月〜1年寝かせたら、味噌の完成! 3年熟成味噌とかありますよね、以降どの位熟成させるかはお好みです。 熟成期間によって違う風味を味わえることも、楽しみになりますよね。

 

マルカワみそさんのHPを見てみたら、イラストつきで分かりやすい作り方が載っていました。

http://marukawamiso.com/recepi/r52.html

 

ちなみにマルカワみそさんのオンラインショップでは手作り味噌セットが販売されているようです。 食材ひとつひとつの質にもすごくこだわっていて、このセットで仕込むのが失敗なく美味しい味噌ができそうなので、次回家で仕込む際に利用してみようと思っています。

 

実は簡単だった味噌作り。家で挑戦してみよう!

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(マルカワみそさんの専務に教えて頂きました♪)

 

いかがでしょうか。味噌作りって意外と簡単じゃないですか!?

 

同じ材料を使って、同じ状況で、同じ作り方で味噌を仕込んでも、味わいはそれぞれ異なるそうです。手に付着している常在菌が皆それぞれ違ったりするからですね。

 

改めて、「発酵」って奥深くて面白いな〜と思いました。 潰したり容器に詰めたりする作業自体、子供が楽しめるものですし、「発酵」の仕組みについて学ぶ良い機会になるのではないかと思いました。理科の実験のような感じです。

 

1人で黙々と仕込むのは何だかつまらなさそうなので、大勢でワイワイ仕込むのが良いと思います! また近いうちに仕込んでみようと思っています♪みなさんもぜひ^^

 

CHANTOママライター/佐野亜衣子