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「思春期」とは、これまで14歳頃から18歳頃をさすことが多かったのですが、最近ではホルモンの分泌時期が早まり10歳頃から思春期が始まるとされています。 個人差も大きいですが、特に女の子は思春期の始まりが早いことが多く、小学校高学年になると、小さい頃と同じ接し方ではうまくいかなくなってくることも。 イライラしたり、ちょっとしたことで感情的になったり、アドバイスを聞こうとしないなど、思春期の女の子への接し方で悩んでいるママ・パパのため、おすすめの対応を考えていきます。

 

思春期の子どもの特徴とは


男女を問わず、思春期特有の子どもの言動・特徴とその原因には、次のようなものがあります。

 

いつもイライラしている

思春期にさしかかると、大人になるためのホルモンが盛んに分泌され、一時的にホルモンバランスが不安定になると言われます。そのため、ちょっとしたことでも腹が立ったり、ときには理由もなくイライラすることも。 また、中学生ころからは、「自分を認められたい」という欲求が高まる時期でもあります。とはいえ、勉強・スポーツ・容姿など、誰にも負けないという子はまれ。ほとんどの子どもは、「認められたいけれど叶わない自分」に対してモヤモヤしており、程度の差こそあれ、常に不満を抱いているといっても過言ではないでしょう。

 

他人の目を気にする

思春期は子どもから大人への変化の時期。つまり、恋愛関係に目覚める時期でもあります。そのため、特に異性の目が非常に気になり、髪型やファッション・体型などを意識するようになります。 また、自立していると思われたい気持ちが強くなってくるため、家族で出歩いているところを友達に見られるなど、親に頼っていることにつながるような行動を極端に嫌がる子も出てきます。

 

友だち関係を重視する

大人になるためには心理的に親離れすることが必須ですが、同時に、子どもは不安も強く感じています。 それを埋めるためもあって、友達との関係がますます重要になります。 スマホを持っていれば、家に帰ってから寝るまでひっきりなしにラインを見ていたり、休みの日も家族ではなく友達と出かける方を優先するなどは、どこでもよく聞く話ですね。

 

理屈っぽい

思春期の子どもに、気になる点を「こうしたら?」といっても、99%「ハーイ」という返事は返ってきませんよね。小さい頃の「イヤイヤ期」「反抗期」とは違い、「だって○○だから」「今○○なのにできるわけないじゃん」など、色々と理屈っぽいのも特徴です。ああ言えばこう言うという感じで、ママも疲れることと思います。