「片づけている」と意識しなくても、自然と体が動いて気がつけば片づいている。そんな「待ってました!」な収納アイデアを、整理収納コンサルタントの本多さおりさんに教わりました。片づけギライな人でも必ずラクに続けられますよ。
ラクな収納ならズボラな性格はそのままでOK !
ズボラでめんどうくさがりゆえ、ラクな収納方法を日々考えている本多さん。そのベースとしているのが前出の3つの合言葉です。
「この3つがそろえば、考えなくても体が勝手に動いちゃうくらい自然に片づけられますよ。今年の春に次男を出産して物が一気にふえたけど、この合言葉のおかげで、家具を買いたさなくても快適な動線で暮らせています」
部屋全体を一気に見直すのは時間も根気もかかって大変なので、毎日絶対手にする“1軍アイテム”から見直すのが得策だとか。
「無意識のうちに片づくのは本当にラク! このここちよさを一度味わえば、ほかのものも同じように見直したいと思うはず。まずはひとつ、試してみてください」
ズボラ収納その1
1軍のものは手が届く位置に置けば、一歩も動かずに取れるように!
case:リビング
文具やティッシュペーパーなど、よく使うものを出し入れするときいちばんラクなのは、下半身を動かさずに手を伸ばすだけで取れる状態。逆に動かないと取れないものは、たとえ3歩でも戻すのがめんどうで放置する原因に。
case:ソファーまわり
ベビーベッド側は子どものお世話コーナー。ソファのひじ掛けや、ベビーベッドの縁も見逃さず収納スペースに。壁側はくつろぎコーナー。ひじ掛けには雑誌を、ソファで押さえて壁際に立てたはしごにはスマートフォンの充電器やDVDなどを収納。
case:キッチン
調味料のなかで使用回数がダントツで多いのが、塩2種類とこしょう。これだけをコンロ脇にセット。食器も1軍だけシンクの真後ろの棚に。かごに入れているから振り向くだけで取り出せる。奥のものもスッと取り出せるよう詰めこみすぎないのがポイント。