「今日は仕事に行きたくない!」。ママだって人間です、たまにはずる休みをしたくなることもあるでしょう。いけないとわかりながらも、どうしようもないときも…ありますよね。 そこで今回は、先輩ママたちに「ズル休み」に関するエピソードをうかがってきました。

ズル休みが招いた出来事で、翌日会社が大パニック!(智実さん / 30 / 営業事務 )

子どもを保育園に送り届けたあと、疲れていたのかまったくやる気が起きず。 「今日はもう休もう!」と思い立ち、「子どもが発熱して…」と嘘をついてずる休みしたときのことです。 罪悪感もありましたが、いざ休みとなれば気持ちも切り替わり、ひとりで映画を見たりショッピングをしたり、とにかくの~んびり過ごしました。 久しぶりのひとりの時間に、「たまにはこういうのも必要だな!」と実感しながら、ステキな休日を過ごしたんです。 ところが、翌日会社に出勤すると、社内がなんだかあわただしい様子。すると、同僚の祐子が駆け寄ってきて、耳元でそっと「智実が出したA社の発注書が間違ってたみたいよ」と。

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急いで課長のところに行き話を聞くと…A社に今日納品した商品の型番が違い、しかも1,000個納品するはずが10,000個届いており、大クレームになっているとのこと。 昨日出勤して確認していれば気づけたであろう自分のミスに、ずる休みしたころをひどく後悔しました。 結局その日は一日じゅう、正しいものを納品するための処理に追われ、遅れた仕事をするために休日出勤までするはめに。たった1日のズル休みが招いたこの出来事で、「やっぱりバチってちゃんと当たるなー」と実感しました。

「イヤな予感」が的中、ズル休みが子どもを救った!(奈美さん / 32 / パート)

その日はなんだか「イヤな予感」がして、息子と一緒にいようとパートをズル休みしたんです。しばらくなんの変化もなく、子どもとのんびり過ごす平日の時間にウトウトしていたときのこと。 ふと息子に目をやると、真っ赤な顔をして手足がけいれんしています。 先ほどまで元気に遊んでいた息子の急な変化に、とまどいながらも熱を測ると39.5℃! 急いで病院に連れて行きました。診断は「熱性けいれん」とのことでしたが、幸い大事には至らず、その日は点滴を打ってもらいました。 夜には熱も下がり、ぐっすり眠っている息子を見ながら涙してしまいました。

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なんでも「幼い子どもは39℃以上の熱が長時間続くと、脳にダメージを受ける可能性がある」とのことで、早く連れてきてくれてよかったとのこと。 いやな予感がして、急きょ決めたズル休みでしたが、結果的に息子の病気に早く対応できたので、本当に良かったです。「虫の知らせ」って本当にあるもんだと実感しました。

一度感じた快感から、ズル休みがやめられない…!(恵子さん / 36/ 事務)

子どもが生まれてから一度も仕事を休んだことがなく、まじめに働いてきた私。ですがある日、どうしても仕事に行く気になれず、人生初のズル休みをしてしまいました。 その日は、隣町へ買い物に行ったり、ひとりでカラオケに行ってみたり。いつの間にか朝のうちの罪悪感もなくなり…平日の人の少なさと、なによりみんなが働いているのに自分だけ休みという優越感から、とてもいい時間を過ごすことができました。

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翌日出勤するも、昨日の感覚が忘れられず、その後もたびたび「子どもの調子がわるい」と嘘をついてズル休みをするように。いままでまじめに働いてきた私ですから、当然会社からも疑われることもなく休めてしまう日々。 毎回「悪いなー」と思うのですがそれも最初だけ。平日の昼間の自由な時間を過ごすと、いつも忘れてしまいます。 それでも、出勤したときは普段以上に仕事をして遅れを取り戻すし、「会社に迷惑はかけていない」という自負もあり、子どもが小学生に上がるまでは続けてしまいそうです…。 無理をしがちな働くママにとっては、たまには息抜きも必要なもの。 「今日だけはオフにして、明日からがんばるから!」など前向きなチャージができれば、たまにはズル休みもたまには許容範囲許容範囲かも⁈ ただし周りに迷惑をかけることだけはなきよう、お気をつけください!!

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ライター:葛西 明