ブログ「OURHOME」が大人気のEmiさん。めざしているのは誰もが使いやすい収納で、その代表が「オープン収納」です。家のあちこちにスチールラックや木のオープンボックスがあり、作りつけ収納もわざわざ扉をはずして使っているほど! 「物を見つけやすく、夫や子どもが自分で出し入れできます。それに、扉を開け閉めする必要がなく、取るのも戻すのもワンアクション。片づけの時短化が図れます」 今回は、Emiさんが自宅で実践している、子どもたちが片づけするのが楽しくなる収納のコツを紹介します。
夫、ふたごの子ども( 8 歳)の4 人暮らし。通販会社に勤務後、整理収納アドバイザーとして独立。著書10冊は累計38万部。https://ourhome305.com インスタグラム:@ourhome305
近著に『わたしがラクする家事時間』、『デスクと気持ちの片づけで 見違える、わたしの仕事時間』(ともにワニブックス)
子供達が片付くオープン収納の秘密
●物は直置きせずケースに入れる
ケースを使うことで、文具など小さな物やおもちゃなど形がふぞろいな物も収納でき、オールマイティな収納庫に。また、棚がゴチャゴチャせず、整った感じに見えます。
「深さのある箱を棚いっぱいに置くと、片づけが長続きしづらいです」とEmiさん。リビングの棚に置いているよく使う物は、浅型の箱を選び、出し入れしやすさを優先。これで箱に入れても物を探しやすく、かきまわさずにすみます。
脱いだパジャマを引き出しの中にしまうのは、なんとなく抵抗があるもの。そこで、洗面所にある引き出しを“あえて”抜いてオープンにし、子どもたちのパジャマ置き場に。脱いだら放り込むだけで、湿気やニオイがこもらず快適です。
●ケースは白と黒に自然素材を加える
見た目をスッキリさせるため、ケースの色は白と黒に限定。それだけでは寒々とした印象になるので、自然素材のかごや木の箱、布張りのケースを混ぜて、ぬくもりをプラスします。
家族全員参加の週末掃除では、リビングにある収納棚は長女が担当。「ふく場所に道具があれば、わざわざ取りに行かなくてOK」と、掃除道具もリビングに置いています。小さな子どもの手でも使いやすいよう、掃除シートを半分にカットした状態で、Emiさんがプロデュースしている「桐のはこ」に入れて収納しています。子ども目線で考えてあげることで、片づけや掃除などの家事がお手伝いしやすくなりますね。
「『あの箱に入れて』と言うより『お絵描きポストに投函しよう!』と言ったほうが、子どもの片づけ意欲がUP
しますよ!」とEmiさん。ただの箱を、特別な名前のついた箱にすることで、子どもたちも片づけ場所がわかりやすくなるアイデアです。フタをつけず、上からほうりこむだけなら子どもでも簡単に片づけられるように。
●保育園の収納法をおうちでもとり入れる
折り紙の収納に、卒園した保育園と同タイプのファイルケースを導入。「いつもやっていたことなので、子どもが違和感なく続けられるようです」。1 ボックス1 ジャンルがルールにすることで、子どもたちも片づけ場所に迷いません。
Emiさんのような“すぐ片づく”しくみがあれば、料理や掃除、洗濯などの毎日の家事の手間がグンと減らせます。
整理収納の達人たちが、自宅で実践している片づけアイデアを参考に、「暮らしが整う、ラクになる」を、ぜひ実感してみてください!
この記事で紹介した本 |
『整理収納の達人たちの5分でスッキリ片づく部屋』 オールカラー 720円+税
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