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キッチンの常備食材のひとつでもある“卵”。安価で手に入る上に、栄養も豊富でうれしいことづくめですよね。今回は、絶妙な半熟具合がポイントの“味つけ卵”の作り方をご紹介。簡単にできるので、ぜひ参考にしてくださいね。

 

とろとろの半熟卵を作るコツ


5月2日放送の『あさイチ』(NHK)には、料理研究家・藤井恵さんが登場。とろとろでおいしい“味つけ卵”の作り方を教えてくれました。

 

味つけ卵を作るときのポイントは、卵を室温に戻しておくこと。沸騰したお湯に常温の卵を入れ、再沸騰してから5分間ゆでます。ゆであがった卵の上下にヒビを入れてから氷水で冷やせば、殻剥きも簡単。だし、みりん、しょうゆをひと煮立ちさせ冷ました漬け汁に、卵を入れて保存してください。食べごろは翌日から。4~5日ほど冷蔵庫で保存でき、日が経つごとに変化していくおいしさを楽しめますよ。

 

他にも藤井さんは、先ほどのゆで卵を活用した“とり手羽元のさっぱり煮”も紹介。まず手羽元はしょうゆと酒で下味をつけ、しっかりともみ込みます。鍋に油をしいたら、手羽元をこんがりと炒めてこうばしさを演出。さっぱりと仕上げたい場合はキッチンペーパーなどで余分な脂をふき取り、半分に切ったにんにく、酢、砂糖、しょうゆ、酒、水を加えましょう。ふたをして20分煮たら、味つけ卵と同じ要領で作ったゆで卵を投入。煮汁をからめながら、2~3分間煮たら完成です。

 

スタジオで実際に食べた博多大吉さんは、「おいしい!」と大絶賛。視聴者からも「にんにくがめっちゃおいしそう」「とろっとろの卵が最高!」など興味を示す声が上がっています。

 

漬け汁を捨ててしまうのはもったいない!?


煮卵といえばラーメンのトッピングや角煮の具として使うのが一般的ですが、実は他にもさまざまな料理に活用できます。SNSなどを見てみると、「煮卵をまるまる1個使って爆弾おにぎりにしてる」「天ぷらにしたらめっちゃうまかった」「煮卵を燻製にするとお酒に合う」といったアイデアが上がっていました。

 

また、意外と困るのが漬け汁の使い道。「このまま捨てるのももったいない…」と悩んだことがある人も多いですよね。そんなときは、漬け汁を調味料として料理に使用するのもおすすめ。しょうゆや酒、砂糖などで作った漬け汁なら、和食の味つけで大活躍します。

 

ネット上では、「肉じゃがの味つけに使ったらおいしかった」「しょうがを足して豚のしょうが焼きにしちゃう」「親子丼の味つけにぴったり」など色々な料理に活用している人が。アレンジは自由自在なので、ぜひ試してみては?

 

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文/河合奈津