部屋を片づけるとき、真っ先に買いたしたくなるのが、収納ケースやボックスですよね。でも、ただ買いたすだけだと、よけいに部屋が圧迫されてしまい、片づけが難しくなる可能性も。
そんなときに、とても便利なのがブックスタンド。ケースやボックスほど場所を取らないのに自由な使い方ができ、使わないときはコンパクトにまとめておける、隠れた優秀品なのです。今回は、そんなブックスタンドの便利な使い方を整理収納コンサルタントの瀧本真奈美さんに教えていただきました。
1.デッドスペースの仕切りに
家にある引き出しのサイズはさまざま。収納ケースに収納物がぴったり収まらず、できてしまうデッドスペースを、ブックスタンドを横にして仕切ることもできます。
衣類収納のケースの中を仕切ることも可能。使いたい引き出しやケースの内寸を確認して使うことをおすすめします。
2.インテリアにも映える卓上本立てに
木材にシルバーのブックスタンド3つをネジなどで固定すれば、あっという間に卓上の本立てができ上がります。
本立てだけでなく、インテリアアイテムのディスプレイとして使うこともできます。部屋に合うイメージのブックスタンドを選び、木材には大理石柄やタイル柄などのリメイクシートを貼っても素敵に仕上がりそうです。
3.フライパンスタンドに
キッチンのコンロ近くの引き出しに、耐震パッドでブックスタンドを固定すれば、"フライパンスタンド"に。
奥の下方を突っ張り棒で固定すれば、より安定して収納することができます。
引き出しが小さく、フライパン専用の収納スタンドが入らないときなどに便利ですが、強度の点からプラスチックのものは避け、しっかりした素材を選ぶと長く使えます。
お互いが傷付け合わないように、クッションシールをブックスタンド側に貼っておくとよさそうです。
4.「立てる収納」の支えに
例えば、細くて深い引き出しの場合、ものを入れると微妙な隙間ができてしまいます。「立てれば入るのに…」といった場合に、そのまま入れてしまうと、横のものを取り出しただけで倒れてしまい、片づける気も失せてしまいますよね。
こんなときにもブックスタンドが便利。支えを作っておくと倒れずに、きれいが保てます。
5.まとまりにくいコード収納に
デスクやテレビ周りには、コードがたくさんありますよね。専用の収納グッズももちろん優秀ですが、とりあえずすっきり見せたいときにブックスタンドを使うことも多いです。
コードを傷めないように、少し余裕をもたせてくるくる巻いておくだけで、ゴチャゴチャした印象が払拭できます。
6.ペンスタンド兼ブックスタンドに
最近のお気に入りは、収納つきのブックスタンド。これを2つ使えば、両サイドをペンスタンドのように使える本立てに。
ワークスペース、お子さんの勉強スペースなどにおすすめ。いつも必ず使うものを立てておくとサッと使え、すぐ片づけ られます。
収納つきのブックスタンドは、収納ケース内の「W仕切り」としても活躍します。周囲のものの支えにもなるので、出し入れしてもものが倒れにくく、ケース内のゴチャつきを予防できる優秀なアイテム。
わが家では、薬品収納のケース内で、体温計や爪切りなどの定位置として使っています。
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このほか、バッグの収納などにも使えるブックスタンド。100円ショップで手軽に購入でき、サイズも素材も、色も豊富なので、欲しいものが簡単に見つかりそうです。
引き出しのなか、収納ケースのなか、デスク周りが片づかない!そんなときはぜひ参考にしてみてください。
文・撮影/瀧本真奈美