働くママなら誰でも、「仕事と子育ての両立」について悩みますよね。 でもそれは逆に、キチンと両立できている証拠かもしれません。どちらも大切に思っているからこそ、「本当にちゃんとできているのか？」と悩むのではないでしょうか。 今回は、仕事と子育ての両立に悩んでいた3人のママを“意外な人が救った”、心温まるエピソードを紹介します。
保育園からの呼び出しvsお局様の熱視線（恵美子さん / 34歳 / 広告代理店）
カバンの中で震える携帯電話。
（また保育園からかぁ…） デスクを離れおそるおそる電話に出ると、「息子はが37度6分の熱を出した」とのことでした。「お昼寝したら、下がる体温なんだけどな…」と、内心舌打ちをしながら早退届を書いたんです。
今月これで何回目だろう…。また、同じ部署のお局様の冷たい視線を浴びるのかと思うと、すこぶるイヤな気持ちになりました。 イライラしながら帰る準備をしていたら…
「ちょっと、いいかしら」
（ほら来た!!）
じっと私を見ていたお局様が声をかけてきたんです。 「確か、先週も呼び出されていたわよね。私も子どもが小さかった当時は、よく保育園から呼び出されたわ。あなたを見ていたら、昔を思い出しちゃった。
大変なのはわかるけど、いまはそんな時期だと思って、子どものそばにいてあげて。仕事はなんとかなるわよ。もっと私たちを頼ってね」。 思いがけない言葉に、涙がドバ～っと出ました。
（ずっと、心配してくれていたんだ！）
早退に負い目を感じていた私は、周りが全て敵だと思っていたんです。勝手に。 子育ても仕事も自信を持ちつつ、周りを頼ることも大切ですね。考え方を変えたら、どちらもますます大切に思えた出来事でした。
