自分の好きなものとシンプルに暮らしているミニマリストのおふみさんに、自身の経験から得た”家を安らぐ場所にするちょっとした習慣”を教えてもらいます。

 

年末が近づき、片づけや家事などあれもこれもやらなければ!と急き立てられる季節になりました。とはいえ、素直にやる気が出る日ばかりではないのが現状…。そこで、今回は思わず片づけしたくなる、とっておきの方法を教えていただきました。

片づけや家事のやる気に耳から火をつける!

「継続的に片づけや家事のやる気を出す」って、永遠のテーマです。

 

というのも、家事って終わりがないから。 今日一回だけやれば終わりではなく、明日も明後日も同じことを繰り返していく必要があります。

 

重い腰を上げて溜め込んだ洗濯物を畳んでも、翌々日にはまた洗濯物の山ができているので、「このあいだ畳んだのにまた畳むの?」とがっくりくることも。

 

家事って生活している限り続いていくものなんですよね。 なので、いかに家事のやる気を毎回適度に出力できるかが大事だなと感じています。

 

わたしは耳からやる気に火をつけることが多いです。 耳からってなんぞや?と思われるかもしれません。

 

おおまかには2つ。 「耳から得たものでやる気を高めて取り組む方法」と、 「やる気自体は高まらなくてもいいので、耳から楽しみを摂取して手だけ自動で動かして取り組む方法」です。

耳から得たものでやる気を高めて取り組む方法

まずは前者から。 片づけのお悩み相談の配信を聴いたり、 暮らし系のポッドキャストを聴いたりするとやる気が高まります。

 

声って情熱がのるんじゃないかな? 音声だとその人の熱量がダイレクトに伝わってくるように思います。

 

少し前に、音声配信のSNS「クラブハウス」が流行りましたが、片づけ系の配信も結構ありました。 最近だと似たような機能としてTwitterの「スペース」が盛り上がっていますね。 聞くと今すぐ立ち上がって片づけしたくなるので、耳からやる気に火をつけられます。

ただ、アーカイブのないライブ配信だと時間帯が合わない場合もあると思います。 また、食器の洗い物や掃除機かけなど音の出る家事をする時には、ライブ配信だと一時停止ができないのでストレスを感じてしまうことも。

 

そういう場合は、アーカイブされていて自由に一時停止できるポッドキャストを聞きます。 最近ハマっているのは、「北欧、暮らしの道具店」のネットラジオ『チャポンと行こう!』です。

 

人がどんな風に家事をして1週間を回しているのかとても興味深いですし、それを知れるとどこか安心できるのです。

 

そもそも、自分と自分の親以外の普段の家事の具合ってわからないんですよね。 雑誌などで見かける家事のプロはハイレベルで「こんなことまでやってるの?!」と驚かされることもしばしば。 「自分がいつもしている家事は、これで大丈夫なんだろうか…!?」と不安なんですよね。

 

だから、よその家庭で「平日にこれくらいの家事で回しているよ~」という話を聞けると、ほっと安心する部分があります。 イヤホンの向こうでこの人も頑張っているのだと思うと、「私も立ち上がっていっちょ家事をやっつけるか~」と、やる気も出ます。