子どもが幼い頃は手がかかることが多く、なかなか目を離せませんよね。中には“なんでも「見てて」と言ってくる子ども”の対応に追われ、子育てに疲弊しているママも。常に見ていてほしい子どもに対して、どのように接するのがベストなのでしょうか?

娘の“見て見て攻撃”が正直辛い…

育児に悩む女性・Aさんは、ネット上に「3歳の娘が何をするにしても『見ててね』と私に言ってくる」「常に身動きができない状態なので、正直に言って辛い…」と本音をもらしていました。

 

さらに状況を詳しく見ていくと、娘はトイレに行くときや寝るときも「見てて」とAさんにお願いするそう。解決策が思い浮かばない彼女は、「娘の“見てて攻撃”にどう対処するべきですか?」と周りにアドバイスを求めています。

 

Aさんのお悩みを見た人からは「私も子どもの“見ててほしいアピール”に悩んでます。すぐに終わるものならいいけど、飽きるまで続くおふざけだと本当にしんどい」「ちゃんと反応しなかったときはかなり怒るし、泣くこともあるから…どうしていいかわからないよね」など共感の声が続出。子どもの“見てて攻撃”に困り果てている親は少なくないようです。

上手に交わすスキルも必要?

“見てて攻撃”に対する不満が目立つ中、自己流の対処法を説明する人も。Aさん同様、3歳児の子育て中のBさんは、「旦那と交代制で見てる。1人で対応してるとパンクしちゃう」とコメントしています。

 

また他の人からも「いくら子どもでも親が辛そうなときはわかるはず。正直に『今は忙しいから後でね』と伝えたほうがいい」「本当に対応できない際は、断る癖をつける。そうすれば子どもも親を理解しはじめて、見境なく“見てて攻撃”はしなくなる」といった主張が。“見てて攻撃”とつき合っていくためには、上手に交わす力も必要なのかもしれません。

 

とはいっても適当に相づちを打つのはNGな模様。SNS上には「子どものアピールを流してばかりだと、主張しない性格になるかも」「孤独感を与えてしまわないよう、反応するときはしっかり対応するべき」などのコメントも上がっていました。

1日5分連続で子どもの視線を追うだけでOK!?

ママたちの意見をピックアップしましたが、子育てのプロはどのような見解なのでしょうか?

 

保育士&YouTuberのてぃ先生は自身のチャンネルで、“見て見てアピールが自然と解決する方法”という動画を公開しています。

 

てぃ先生によると、子どもが見て見てアピールをする理由は「成果物(描いた絵など)とともに自分を褒めてほしい」「寂しさや不安を解消したい」の2つ。もし子どもが“寂しさや不安の解消”を求めていた場合、いくら「○○すごいね」と褒めても見て見てアピールは止まらないそうです。

 

そこでてぃ先生がすすめていたのは、“1日5分連続で子どもの視線を追う”という対処法。子どもは親の様子を確認したときに目が合っていないと、「ママ(orパパ)が見てくれていない。寂しい」と思ってしまいます。

 

しかし子どもの視線を追っていれば、何度も子どもと目が合うため「私のことを見てくれている」と感じるように。毎日しっかり続けることで、寂しさや不安が発生しにくくなりますよ。

 

様々な意見が寄せられた子どもの“見て見て攻撃”。もし心が折れそうになったときは、今回取り上げた意見やアドバイスを参考にしてみてくださいね。

文/河井奈津
参照/てぃ先生公式YouTube「【1日5分でもOK】子どもの延々と続く見て見てアピールが【自然と解決する方法】」https://www.youtube.com/watch?v=kOsQvUY8rXI