暑い夏といえば“夏バテ”になりやすい時期。多くの人は「食欲低下」や「疲れやすい」といった症状を想像すると思いますが、実は目にも悪影響を与えているよう。今回は『林先生の初耳学』(TBS系)で紹介された、“目の夏バテ”に注目しましょう。

“目の夏バテ”ってなに?

そもそも目の夏バテとは、どのような症状なのでしょうか。症例を見ていくと、夏の強い紫外線による眼精疲労やエアコンの風で目が乾燥するといったものがあげられます。最近ではマスクから漏れる息が目にかかり、“ドライアイ”になっている人も急増中。そこで同番組は“目の夏バテ3秒チェック法”を紹介していました。

 

セルフチェックの方法を伝授してくれたのは、疲れ目のスペシャリストである吉祥寺森岡眼科の森岡清史先生。やり方は、まず目を強くぎゅっと閉じます。次に力を入れず目を開け、まぶたが自然に上がったところで止めてください。この時に上のまぶたが黒目にかかっていたら、“目の夏バテ”になっている可能性が高いそう。

 

目の周りの筋肉が弱まる眼精疲労になっていた場合、本来なら力を入れずに開くまぶたが開きにくくなります。黒目の半分以上にまぶたがかかっている人は“目の夏バテ危険度”が高いので、目のケアをおこなった方がいいかもしれません。

眼精疲労に効く体操?

なるべく“目の夏バテ”にならないよう注意したいものですが、どうすれば予防できるのでしょうか?

 

同番組の説明によると、目の夏バテ予防に最適な食べものは「カレー」。カレーのスパイスであるターメリックには“抗酸化作用”のある成分が含まれており、摂取することで眼精疲労を癒す効果が期待できるそうです。

 

食事で改善する方法以外には、眼球体操のスペシャリストである松島雅美先生が伝授する“目の夏バテを癒す体操”も。気になる体操の手順は、最初に左腕を前に伸ばして親指を立てます。続いて指から視線をそらさずに顔だけを左側に振り、限界に達したら同様に右にも顔を振りましょう。

 

左右だけでなく上下の動きも実施し、合計5セットおこなえば終了。凝り固まった目の筋肉を手軽にほぐせるので、目の疲労を感じている人はトライしてみては?

 

ネット上では「とにかく夏はカレーを食べよう!」「体操がお手軽で嬉しい」などの声が上がっていました。

夏バテ対策で最も効果的なのは睡眠!?

目の夏バテ対策に注目しましたが、そもそも多くの人は夏バテのどのような症状に悩んでいるのでしょうか。

 

株式会社サプリポートと株式会社スタルジーは、以前“夏バテに関するアンケート調査”を共同で実施しました。

 

夏バテ経験者400人を対象に“最もつらい症状”をたずねたところ、ダントツで「身体のだるさ(160人)」がトップに。2位からは「食欲不振(50人)」「疲れやすい(44人)」の順でランクイン。1~3位までは夏バテ定番の症状ですが、他には「不眠(24人)」や「むくみ(4人)」などの回答も見られます。

 

また同調査では“最も効果がある夏バテ解消法”を質問。第1位に選ばれたのは、124人が「効果アリ」と実感している「よく睡眠をとる」でした。夏バテを回避するためには、まず睡眠時間の確保を心がけた方がいいかもしれません。

 

夏に体調を崩しやすい人は、ぜひ今回紹介した対処法を実践してみて。

文/河井奈津
参照/株式会社サプリポート/株式会社スタルジー「夏バテに関するアンケート調査」https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000026.000053585.html