みなさんは“冷ましたご飯を食べると太りにくい”という説はご存知でしょうか? 文教大学の教授である笠岡誠一先生が推奨している食べ方なのですが、7月放送の『それって!? 実際どうなの課』(日本テレビ系)で本当に効果があるのか検証していました。

レジスタントスターチがポイント!?

そもそも笠岡先生の説明によると、炭水化物は冷ますことで“でんぷん”が“レジスタントスターチ”という成分に変化するそう。レジスタントスターチは食物連鎖と同じ健康効果があり、摂取することで「腸内環境の改善」「血糖値の上昇を抑制」といったメリットを期待できます。

 

そこで同番組は“冷ましたご飯を食べると太りにくい説”の真偽を確かめるため、双子コンビであるザ・たっちに「温かい(かずやさん)&冷ました(たくやさん)炭水化物」を食べてもらうことに。2人には同じメニューを4日間摂取してもらい、どれだけ体重差が出るのか検証。果たして、どのような結果になったのでしょうか?

“冷ましたご飯を食べると太りにくい説”って実際どうなの?

結果発表の前に、効果的にご飯を冷ます方法をチェック。実はお椀ではなく、平皿に乗せて冷ますのがおすすめです。底が深いお椀よりも平皿の方が冷ましやすいとのこと。また1時間冷ますことで、レジスタントスターチの量は約1.6倍も増えます。

 

気になる実験結果を見ていくと、冷ましたご飯を食べ続けたたくやさんは75.5kgから75.4kg(0.1kg減)に。いっぽうで温かいご飯を食べたかずやさんの体重は、74.7kgから75.4kg(0.7kg増)までアップしました。

 

“わずかにかずやさんの体重は増えた”という結果を知ったあと、たくやさんは「僕減ったんですか?」とコメント。ネット上でも「微々たる結果だけど、確かに“太りにくい”と言える」「レジスタントスターチって実はスゴい成分なのかも」といった声が寄せられています。

文/牧野聡子