ネバネバ食材として有名な「オクラ」。健康のために食べている人は多いと思いますが、具体的にどのような効果があるのかご存知ですか? 今回は6月放送の『健康カプセル! ゲンキの時間』(TBS系)で紹介された、“オクラの健康パワー”に注目しましょう。

ネバネバの正体は「ペクチン」

同番組の説明によれば、オクラには“2大健康パワー”が秘められているそう。まず1つ目に注目する成分は、ネバネバの正体である「ペクチン」。胃の粘膜を保護&腸内の善玉菌を増やす力があるので、「弱った胃腸を整える」「食欲が改善する」というメリットが期待できます。

 

そもそもなぜ暑くなると夏バテになるのでしょうか? 原因の一つは、大量の汗をかいた後にカリウムを失うため。カリウムが不足すると、全身のだるさなどを引き起こす「低カリウム血症」が発症します。

 

オクラには豊富なカリウムが含まれているので、日常的に食べていれば低カリウム血症の予防が可能。夏バテを防ぎたいなら、オクラを積極的に摂取するのがおすすめです。

夏バテ対策に最適な絶品丼!

オクラのメリットを理解したところで、健康効果を活かしたレシピも知りたいですよね。同番組では、温泉卵とオクラを組み合わせた「オクラたっぷり温たまらん丼」の作り方も紹介しています。

 

気になる作り方は、最初にガクを取り除いたオクラ5~6本を1分程度湯がいていきましょう。湯がき過ぎると、色が悪くなり、粘りもなくなるので注意してください。

 

続いてオクラを3等分に切り分け、ミキサーにめんつゆ大さじ2とカットしたオクラをイン。ちなみにオクラは細かくすることで、ネバネバ度が増すという特徴が。攪拌すれば腸内環境を整えるパワーもアップしますよ。

 

攪拌したらご飯に盛りつけ、温泉卵1個とカツオ節をのせれば調理完了。温泉卵には疲れた体を回復させる“たんぱく質”が含まれているため、たんぱく質の吸収を高めるペクチンと相性抜群です。

 

実際に食べた元AKB48でタレントの北原里英さんは、「こんなにオクラがご飯のお供になると思わなかった」「新鮮味があります」とコメントしていました。

夏バテに効く野菜って何を思い浮かべる?

オクラに関するマメ知識に注目しましたが、そもそも多くの人はどのような野菜が「夏バテに効く!」と感じているのか気になるところ。

 

2019年にタキイ種苗株式会社が公開したリリース情報によると、“夏バテに効くと感じる野菜(回答者340人)”の第1位は「トマト(49.4%)」でした。次いで「にんにく(31.2%)」「ゴーヤ(24.7%)」が続く中、5位に「オクラ(17.6%)」がランクイン。夏にオクラを摂取する人は少なくないようですね。

 

同リリースでは“オクラのイチオシ品種”も公開。「ヘルシエ」というタイプは従来のオクラと比べて粘りが3倍、ペクチンは2倍も多く含まれています。夏バテ対策により力を入れたいなら、「ヘルシエ」がおすすめと言えそうです。

 

暑い夏を乗り切るために欠かせない食材の「オクラ」。これからの季節、ぜひこの機会にオクラをフル活用してみてくださいね。

文/内田裕子
参照/『健康カプセル! ゲンキの時間』公式サイト「夏にオススメのネバネバ食材」https://hicbc.com/tv/genki/archive/210627/
参照/タキイ種苗株式会社「栄養満点! 『ネバネバ野菜』で夏バテ対策 オクラなど“夏が旬の野菜”をしっかり食べて暑い夏を乗り切ろう」https://kyodonewsprwire.jp/release/201906137504