いよいよ楽しい夏休み!でも親としては気がかりなのが、夏休みの宿題…ですよね。中でも、自由工作はどんなものを作ればいいんだろう?毎年のことでアイデアがつきてしまう…と悩ましかったり…。

 

そこで、ゆかいで楽しいおもちゃが大人気のおもちゃクリエイターのむーさんに、工作のアイデアを教えていただきました。

 

教えていただいたのは、ペットボトルの中に子どもの好きな世界を自由に作れる「ペットボトルジオラマ」です。

 

 

ペットボトルの中に、ジオラマの主役になるイラストを描いたプラ板をつり下げるほか、小さめのイラストを描いたプラ板やビーズ、水と洗濯のりを入れて作ります。

 

小学校低学年以上から作れる工作レシピですが、低学年のお子さんだとひとりでは難しい箇所もありますので、その場合は大人が手伝ってあげましょう。親子で一緒に工作を楽しんでくださいね!

イラストやビーズがゆらゆら揺れる様子は幻想的で、見ていてあきません。

 

「海や宇宙など、自由に考えて作ってみてくださいね。ペットボトルの外側も飾り付けると、奥行きが出てさらに世界が広がって楽しいですよ!」とむーさん。

 

「ペットボトルジオラマ」材料&道具

  • ペットボトル(500mlのもの)…1つ
  • プラ板(クリアファイルでも可)…約15×15cm程度のもの1枚
  • 透明テープ(セロハンテープやラミネートフィルム)
  • モール(針金やラッピングタイでも)…長さ約15cm程度のもの1本
  • ビーズやスパンコール…好みの量
  • ビニールテープ(マスキングテープでも可)
  • 洗濯のり
  • 食紅(なくても可)
  • ハサミ
  • 油性ペン
  • グルーガンまたは強力接着剤

 

レシピでは、500mlのペットボトルを使用しましたが、好きなサイズでも作れます。ただし水を入れると重くなるので、学校に持っていく作品にする場合は、大きすぎないサイズで作るのがおすすめです。

 

プラ板は、焼かずに使用します。色は、透明のものだけでなく白いプラ板や半透明のプラ板を使っても雰囲気が変わりますよ。好みで選んでくださいね。

 

グルーガンや強力接着剤を使う場合は、必ず大人と一緒に使うようにしましょう。グルーガンの先端や溶けたばかりのグルーは熱くなるので絶対に触らないようにしてください。

グルーガンや強力接着剤を使いたくない場合は、イラストを吊るさずにプラ板に描いた絵を入れるだけでも楽しめますよ。

 

 

完成したジオラマを振ると、イラストやビーズがゆらゆら揺れて楽しい世界が広がります。

 

むーさんは「ペットボトルの形も選んでみたり、モールをえんぴつなどに巻きつけてらせん状にしてみたり…。水と洗濯のりの分量を変えて作ると動きも変わります。アレンジも楽しんでくださいね」と話してくれました。

 

海や宇宙のほか、魔法の世界や恐竜の世界などお子さんの好きなものをいっぱい詰め込めるこのジオラマ。ジオラマ自体も、自分で作ったという思い出も、大事な宝物になりそうですね!

 

\こちらの連載で他にも手作りおもちゃを多数紹介しています!/

教えてくれたのは…

むーさん

田舎暮らしの手作りおもちゃクリエイター・デザイナー/一児の母。8年勤めたデザイン会社を退社して、フリーランスとして駆け出したばかり。ただいま仕事と育児の両立に奮闘中! 好きなことは作ること。むすこに作ったおもちゃをTwitter(@muu_tamtam)で紹介しています。初の著書「親子で楽しむ カンタン&ゆかいな手作りおもちゃ」(ワニブックス刊)も好評発売中。

文/阿部祐子