「誕生日おめでとう」。そんな祝福の言葉を贈られて歳を重ねても、果たして私は本当に前へ進めているのかわからなくなる。まわりの世界だけがアップデートされ続ける中で、立ち止まることさえも許されないこの世界で。私はどこに向かっているんだろう…。
自分の年齢を数えることを止めてしまった30代。そんな将来に対する漠然とした不安だけが尽きません。それでも私たちはひまわりさんのように、今日もここから私は私を始めるしかないのです。
第20話「ミスのフォローを誰かにしてもらうのはもうやめたい」
作/イマイマキ