家でもモンテッソーリ教育を取り入れられる?

特別な施設へ通わなくても、モンテッソーリ教育を自宅で実践することはできると思います。 たとえばわが家では、息子にすすんで家事を手伝ってもらっています。カーペットの掃除、自分の衣服をたたむ、お風呂の床を磨く、お米を研ぐなど、大人と一緒に簡単にできることは、どんどんやってもらう。 洗濯カゴを乗り物に見立てたり、引っぱるだけで洗濯物がとれるピンチや、コロコロを使ったりと、息子が自発的に「やってみたい」と思えるような働きかけをしているほか、見ていてつい手を出したくなっても、ぐっとがまん。大人はあくまでサポート役として、手を出しすぎないことが大事です。納得がいくまで、息子にやってもらいます(あとからこっそり、やり直すこともありますが……)。手助けをする時も、子どもと同じ目線で、同じくらいのスピードで、ということにも気をつけています。 工夫すること、「できた!」という達成感、役に立った充実感などは、子どもの自立心を育むのにプラスになっている気がします。

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はじめは、モンテッソーリ教育ときいて、思いっきり体を動かす時間や、友だちとの触れ合いがないようで、物足りないのではと少し心配だったのですが、杞憂でした。 幼くたって、子どもはひとりの人間。目の前のことに納得し、自分の行動に自信が持ててはじめて、頭を使って体を動かしたり、ほかの友だちと楽しく交流することができるのだと、息子の成長を見ていて実感しています。 今後も、モンテッソーリ教育を続けていきたいと考えているので、あらたな発達段階での息子の成長が楽しみです。

 

CHANTOママライター/草間小鳥子