煮ものやおでんの具として活躍する「大根」。実は意外と使い勝手が良い食材で、あまり知られていない活用術もあるようです。今年2月に放送された『ジョブチューン ~アノ職業のヒミツぶっちゃけます!』(TBS系)では、一流シェフが大根のアレンジレシピを紹介していました。
大根と豚バラ肉だけで中華料理が作れる!?
最初に登場したレシピは中華料理の「超簡単! チンジャオ風大根」。まずは大根150gの皮をむき、細切りにします。大根の葉は刻んでおき、豚バラ肉150gは1cm幅にカット。具材の準備ができたら油をひいていないフライパンに豚バラ肉を投入し、中火で炒めてください。
豚バラ肉に塩・こしょう各少々を振り色が変わるまで炒めたら、皿に取ります。同じフライパンで大根を炒め、2倍濃縮のめんつゆ大さじ1とオイスターソース大さじ1/2で味つけ。大根の葉も加えて軽く炒めたら、豚バラ肉の上に盛りつけましょう。大根や肉の甘味を引き立たせるため、仕上げにインスタントコーヒー大さじ1/2を振りかければ完成。食べる時には全体を混ぜ、コーヒーの粒をしっかり溶かしてからいただきましょう。
麻婆茄子の素をラザニアに使用!
番組には中華料理だけでなく、イタリアン風のアレンジレシピ「大根とお餅で作る超簡単ラザニア」も登場。ラザニアといえば本来は手間のかかる料理ですが、スライス餅と麻婆茄子の素を使えば簡単に作ることができるようです。
作り方はまず、大根200gの皮をむき、ピーラーでスライスする工程からスタートします。スライスした大根は3分の1量だけ耐熱容器に敷き、スライス餅1枚ととろけるチーズ1枚をちぎってのせましょう。続いて市販されている麻婆茄子の素1袋を重ねます。この工程をそれぞれ3回ほど繰り返してください。最後にチーズをのせ、220℃のオーブンで10分ほど焼けばできあがりです。
大根を活用したイタリアンと中華料理に、視聴者からは「大根とラザニアってイメージが結びつかなかったけど美味しそう!」「インスタントコーヒーを味つけに使うレシピって初めて見たかも…」といった声が寄せられました。
大根に旨味が染み渡る「我慢できない人の大根煮」
大根と他の食材をかけ合わせて作るメニューを見ていきましたが、大根そのものをより美味しく調理する方法も知りたいところですよね。料理家・栗原心平さんは公式YouTubeチャンネルで、しみしみ大根を短時間で作る「我慢できない人の大根煮」を紹介していました。
最初に大根350gを1.5cm厚さの半月切りにして、鍋に投入。大根にかぶるくらいの水を加えて中火にかけ、沸騰したら弱火にします。10~15分ほど茹でた後、竹串がスッと通るくらいになったら大根の水けをきってください。大根を茹でた鍋をサッと洗い、酒100ccとみりん50cc、砂糖大さじ1と1/2を入れます。ひと煮立ちさせて酒が飛んだら、しょうゆ100ccと茹でた大根を加えましょう。落としブタをして弱火にし25分煮たら、大根おろし・削りがつお各適量をのせて完成です。
活用方法は様々あれど、昔ながらの煮物も定番人気を誇る大根。使い道に困った時は今回紹介したアレンジレシピを試してみてはいかがでしょうか?
文/古山翔
参照/ジョブチューン ~アノ職業のヒミツぶっちゃけます! 公式サイト「2021年2月27日の放送内容」https://www.tbs.co.jp/jobtune/archives/20210227.html
栗原心平公式YouTube「我慢できない人の大根煮」https://www.youtube.com/watch?v=W8NlEerIIdw