コミュニケーション能力が求められる「クライアントとの交渉」。スムーズな話し合いを実現させたいものですが、「交渉がうまくいかない…」と悩む人は少なくないようです。そこで今回は“交渉力を鍛える方法”をピックアップしてみました。

相手に納得してもらう方法って?

そもそも交渉とは、双方の要求を成立させるために話し合うこと。しかし交渉が苦手な人ほど“良い条件だけをアピールする”らしく、「どうしても商談を成立させたいので、相手にとってデメリットな部分は簡単に説明しがち…」といったコメントが寄せられています。一方的に契約を要求する人は、相手の立場になって交渉できていないのかもしれません。

 

さらに気になるのは、“相手に納得してもらう交渉の方法”。ネット上の成功例によると、「相手と自分の状況を確認」「対等な立場で話し合う」「分かりやすい説明」の3つが大切という指摘が。「恐縮するのはNG。こちらの要望をしっかり伝えた上で、相手の意見もしっかり聞くのが大事」「提案する立場である“自分の状況”が曖昧なまま交渉しても、話し合いにならない」などの声も寄せられています。

“ロープレの実施”が大切!?

交渉を成功させるポイントは理解できますが、すぐに活用できるか不安ですよね。世のビジネスパーソンは、どのように交渉力を鍛えているのでしょうか?

 

最も目立っていたのは「事前に話の流れを決めておく」というアドバイスでした。「様々な状況を想定し、“Aが却下されたらBを提案”という代替案も準備するべき」「譲歩できるラインも決めておけば、イレギュラーが起きても大丈夫」との声が目立ちました。

 

もう1つ重要なのが、「ロープレ(模擬交渉)の実施」。「本番でミスしないためにも練習は必須です。練習中も周りに見てもらって、フィードバックを受ければ改善点が見つかるはず」「交渉が予定通りにいかなかった時、すぐに切り返すのは難しい。練習を繰り返し、スムーズに対応するクセをつけるのがおすすめ」などの主張も。交渉は、事前のシミュレーションや準備が“成功のコツ”のようですね。