働く女性にはおなじみの、スープストックトーキョー。「ひとりでも入りやすい雰囲気だし、素材にこだわったスープは体にもよさそう」と、平日のランチタイムに利用したことがあるという方、多いのではないでしょうか。
実は、スープストックトーキョーはイートインだけでなく、お店やネット通販で買える冷凍スープも大人気なんです。今回の記事では、(株)スープストックトーキョーの広報ご担当に聞いた、冷凍スープの人気ランキング10と冷凍スープを使った簡単アレンジレシピを紹介します。
「スープストックトーキョー」冷凍スープの人気ランキング10
スープストックトーキョーの冷凍スープは、お店で食べられるスープと同じ味を再現しています(冷凍保存に適した素材を厳選するなどの作り分けはされています)。一方、お店では食べられない冷凍スープ限定のメニューや販売数が少ないレアな商品もあったりするそうなので、見かけたらぜひ買っておきたいところ!
今回お伺いした人気ランキング10のものは、基本的にはお店で食べられるメニューを冷凍スープにしたものです(一部商品は冬季だけの扱い)。
価格は、一律1個486円(税抜)となっています。
1位:オマール海老のビスク 177kcal(一袋180gあたり、以下同)
「やっぱりこれが不動の1位!人気商品で、看板商品でもあります」と広報ご担当者も大絶賛なのが、「オマール海老のビスク」。オマール海老の濃厚なだしとトマトや香味野菜が溶け合った旨味のあるスープを、ミルクでまろやかに仕上げた贅沢な味わいです。
カナダのオマール海老をじっくり炒めてベースを作り…と、かなり手をかけて作られているからこその、深い味わいが堪能できる一品です。スープをそうめんのつけ汁として食べたり、リゾットやパスタのソースとしても。
2位:東京ボルシチ 180kcal
こちらは、ロシアの名物料理である「ボルシチ」をアレンジしたもの。じっくり炒めた玉ねぎのジューシーな甘みとやわらかく煮込んだ牛肉の旨味がたっぷりと詰まった洋食仕立てのスープ。何時間も玉ねぎを飴色になるまで炒め、雑味のないシンプルな味わいです。
いただくときは、ヨーグルトとレモンを添えるとさっぱり。ごはんにかけてチーズを乗せてオーブンで焼くと、ドリア風に。
3位:とうもろこしとさつま芋のスープ 178kcal
北海道産のスイートコーンと国産の紅あずまのおいしさを味わえるスープ。さつまいもが入ることにより、優しい甘さと濃厚さが口いっぱいに広がります。子どもから大人まで、みんなに愛される味です。
朝ごはんとしてトーストしたパンをディップしながら食べたりと、ストックしておくとなにかと便利なスープ。ニョッキと和えて食べても、おいしいそうです。さらに、夏限定で冷製専用の冷凍スープも登場するとか。暑い季節によさそう!
4位:東京参鶏湯 132kcal
韓国の滋養スープ「参鶏湯」をアレンジしたもの。参鶏湯の栄養やおいしさはそのままに、手軽に食べやすい味に。やわらかくほぐれた鶏肉のやさしい旨味と、ほんのり香る生姜とにんにくが、あとを引くおいしさです。スープストックトーキョーのラインナップでは、自宅で作るのがなかなか難しい、世界のスープも楽しめます。
いただくときは、薬味に万能ねぎを加えると風味がアップ。辛味が少し欲しいという人は、ラー油を数的垂らして。アレンジ術として教えていただいたのは、そうめんを入れる食べ方。めんをスープのなかに入れて少し煮込んでにゅうめん風に。時短料理として活用できそうです。
5位:北海道産かぼちゃのスープ 149kcal
「かぼちゃの甘みを存分にスープに生かしたい」という思いで作られた、かぼちゃのおいしさがつまった濃厚なスープ。その年ごとに一番おいしい品種のかぼちゃが選ばれています。砂糖が一切使われていないのにもかかわらず、十分な素材の甘み。こちらもファンが多い一品だそうです。
甘さが際立つので、パンケーキミックスに混ぜたりと、スイーツへのアレンジもオススメです。
6位:北海道産とうもろこしと鶏肉のシチュー 239kcal
北海道産スイートコーンのおいしさと鶏肉の旨味が溶け込んだシチュー。スープストックトーキョーでは、スープだけでなくシチューの種類もたくさん。隠し味のさつま芋とマッシュルームが優しい甘さをひきたてます。ごろっとした鶏肉が入っているのもうれしい!
具の旨味がしみたシチューは、子ども大好きな味。大きな鶏肉が入っているので、食べ応えもあります。メインのおかずとなってくれるので、冷凍庫にストックしておけば、忙しい日のママの味方に。
7位:トマトと鶏肉のシチュー 206kcal
トマトの酸味をミルクとクリームでまろやかに仕上げた濃厚なシチューです。酸味とクリーミーさ、そして鶏肉の旨味を絶妙に味わうことができます。なんと隠し味には、お米が使われています。だからこその、優しい味わいが楽しめるのです。
このまま食べるのはもちろん、茹でたペンネに絡めるだけでテーブルにサッと出すことができそう。こちらは冬限定のメニュー(時期はその年ごとに変動)なので、ぜひストックしておきたいですね。
8位:ブラウンシチュー 330kcal
長時間じっくりと炒めた玉ねぎの甘味に、ミルクと生クリームのコクとチーズ、そして牛肉の旨味が凝縮されたブラウンシチュー。肉や野菜がごろっと入っているのもうれしいポイントです。そのままでも食べ応えはありますが、プラスで季節の温野菜を加えるとよりおいしくスペシャルな味わいに。
お店のイートインでは、通常メニューである「東京ボルシチ」に代えて12月限定で登場するメニュー。これを楽しみに訪れるというお客さんも多いという、冬の定番商品となっています。
9位:生姜入り和風スープ 79kcal
鶏、昆布、干し椎茸のだしが効いた和風スープに、野菜や穀類をあわせました。滋養味溢れるだしの旨味と生姜の風味が口の中で広がり、体がぽかぽかに。
いただくときは万能ねぎなどの薬味をふりかけると、より奥深い味わいでいただけます。入っている具がヘルシーでカロリーも1袋あたり79kcalと低いので、食事量を調節したいときや胃を休めたいときにオススメです。
10位:オニオンクリームポタージュ 192kcal
野菜の甘味が凝縮したポタージュです。玉ねぎ、マッシュルーム、ポロねぎなどの野菜を炒め、ブランデーでブランべ。じゃがいもを加えてブイヨンでじっくり煮込みました。玉ねぎのスープといえども独特のくさみがなく、食べやすい味です。
こちらも、冬限定のメニュー。パンにもごはんにも合うので、食卓の一品として重宝しそうです。
スープストックトーキョーのアレンジレシピ大公開
今回はさらに、スープストックトーキョーのスタッフが推すアレンジレシピも教えていただきました。
「スープストックトーキョーの冷凍スープは、平日の忙しいときにぱぱっと重宝するというイメージがありますが、じつはアレンジにもすごく向いています。時間のある休日に、アレンジレシピをぜひ試してみてください」とのこと。
どれも簡単アレンジばかりだそうなので、やってみたい!
オムライス オマール海老のビスクソース
「スープ1袋で4人分完成できるアレンジレシピです。 オマール海老のビスクを少しかけるだけで、いつもとは少し雰囲気の違う特別なオムライスになりますよ」
<材料 4人分>
・オマール海老のビスク……180g (解凍しておく)
・バターライス ごはん……4膳 (バター8gとひとつまみの塩を混ぜておく)
・パセリ……大さじ1
・卵……8個
・バター……16g
<作り方>
①ごはんとパセリを混ぜる。
②オムライスをつくる。 フライパンにバター4gをよく熱し、器に割り入れて溶きほぐした卵を加える。手早く混ぜてふんわりと焼き、ご飯を中央において包む。これを4つ作る。
③②を皿に盛り、オマール海老のビスクを1人前大匙3(約45㏄)ずつかける。
季節のボルシチ
「ボルシチは、季節の野菜を具材として加えることでより満足感のあるスープになります。 冬なら、れんこんや大根などを少しグリルして。トッピングにチーズやブラックペッパーを添えて味の変化もお楽しみいただくのもおすすめです」
<材料 1人分>
・東京ボルシチ……180g (解凍しておく)
・さつま芋……小1/4本程度 (ひと口大に切る)
・玉ねぎ……小1/2個 (ひと口大に切る)
・オリーブ油……大さじ1
・パルメザンチーズ……適量
・パセリ……適量
<作り方>
①フライパンにオリーブ油を熱し、玉ねぎを加えて両面、火が通るまで焼く。さつま芋はフライパン(もしくは電子レンジ)で、蒸し焼きにしておく。
②器に東京ボルシチをよそい、①を盛り付ける。 お好みで、パルメザンチーズ、パセリをふりかける。
とうもろこしとさつま芋のパンケーキ
「とうもろこしとさつま芋の甘さで、とても満足感のあるパンケーキに。 レタスやツナを添えれば食事として、フルーツやクリームを添えればデザートに。週末のブランチやおやつにおすすめです」
<材料4人分>
・とうもろこしとさつま芋のスープ……180g (解凍し、少しさましておく)
・ホットケーキミックス……150g
・卵……1個 (溶いておく)
・牛乳……20~30㏄
・ミックスベリー……適宜
<作り方>
①ボウルにホットケーキミックス、とうもろこしとさつま芋のスープ、卵、牛乳を加えて混ぜる。
②フライパンを熱し、①を焼く。
③皿に盛り付け、お好みでミックスベリー等を添える。
…
そのまま食べるのはもちろん、アレンジ素材として使用することもできる冷凍スープ。冷凍庫にストックしておけば、そのまま電子レンジor湯煎で解凍するだけという手軽さと、おもてなし料理にもなるメニューも再現できる汎用性の高さは、ママにとって頼りになるばかり。
「私たちの会社にも働くパパ・ママたちがたくさんいます。みんな、冷凍庫にはだいたいストックしていますよ」と広報ご担当の方々も、口をそろえておっしゃってました。
そしてうれしいのは、野菜をふんだんに含んでいるということ。どのスープも野菜をたくさん使っているので、栄養たっぷり。積極的に子どもにも食べさせたいですね。
取材・文/松崎愛香 撮影/田尻陽子 取材協力/株式会社 スープストックトーキョー
※紹介している商品は取材時点のものであり、現在お取り扱いのない場合があります。取り扱い、在庫の有無についてはお近くの店舗に直接お問い合わせください。店舗や時期により、
※器によそったスープはトッピングなどのアレンジをしています。