“部下の成長を感じない管理職”が増加傾向に!?

“贔屓する上司”への不満を取り上げるなかで多くの人が指摘した、“「贔屓している」という認識自体がそもそも勘違い”説。確かに、将来有望な社員によりレベルの高い仕事を振るのも納得できます。裏を返せば、上司に「成長している」と感じてもらえば新たな仕事を任せられるのかもしれません。

 

また、上司も“多くの部下に成長してほしい”と願っているはず。しかし、今年7月に公開されたアンケート調査(ラーニングエージェンシー「管理職の意識調査」)の結果によると、“部下の成長を感じていない管理職”が増えているそうです。

 

同調査では、管理職を対象に“部下の成長度合いをどう感じているか?”と質問しました。その結果、57.8%で「成長している」が第1位。次いで「あまり成長していない(27.9%)」がランキング入りしましたが、この数字は5年前のデータ(8.8%)と比較すると“約3倍”の割合に。成長を実感しない上司が増加しているので、部下は“よりアピールが必要”とも考えられます。

 

様々な意見が寄せられた“贔屓する上司”問題。上司によって左右されるのではなく、仕事の結果で実力を証明したいものですね。

 

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文/牧野聡子

参照/株式会社ラーニングエージェンシー「管理職の意識調査」https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000055.000005749.html