“お母さん感”に圧を感じる人も
ここまでは、おばさんだけでなく、おじさんにもありそうな例を挙げてきました。でも、女性ならではの違和感もあるそう。
それは、「圧が強い」こと。年上となるとつい世話を焼いてしまいたくなりますが、お母さんっぽさが出てしまうことで、年上に対する嫌悪感を抱いてしまうこともあるようです。
「忙しいときほど野菜も取ってね!などの文章が入っていると、お母さんを感じる」「あの件はどうなったんですか、と疑問符もなしに送られてくると怒られているかと思う」「遠慮なしにキツい言葉が入っていることがある」と、年上といえばお母さんを思い出す男性達にとって、上からの文章は苦手に感じます。特に上司にあたる立場なら、お互いの顔が見えないLINEだからこそ、優しい表現を選びたいですね。
LINEの送信時間も注意
そして、送信時間にも注意を。ワーママの朝は早く、つい昨日残した案件を早朝に返信したくなりますが、相手はまだ寝ているかも。仕事とプライベートを分けたがる若い世代に、朝からLINEをするとうっとうしがられるかもしれません。始業時間の少し前、もしくは終業時間までに送ると良さそう。
また、LINEの場合は名前やアイコン画像も気になるとのこと。「子どもの顔をアイコンにしている女性は誰だかわからない」「名前を愛称にしている人は名字も知りたい」など、送信相手がひと目でわかる設定にした方が良さそうです。仕事相手とLINEする機会があるなら、本名を入れるなど、わかりやすいプロフィールにしておくとお互いにスムーズですね。
「おじさんLINE」が嫌がられる理由は、古くさい表現を使うからではなく、そこはかとない下心が感じられること。「おばさんLINE」の場合は、プレッシャーを感じやすい若い世代に、お母さんのようにぐいぐい行かなければ問題がなさそうです。
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文/鈴木朋子