おうち時間が増えたのをきっかけに、断捨離をするようになった人も多いはず。とはいえ、いまの季節に着ない服や頻繁に見るわけではないアルバムや本など”捨てられないけど収納場所に困る”というものもたくさんあるでしょう。

 

そんなときに活用したいのが、荷物の預かりサービスです。トランクルームを借りるほどではないけれど、ちょっとした荷物を一時的に預けておけるサービスが多数登場しています。そんな荷物預かりサービスのなかから、「minikura(ミニクラ)」というサービスの使い勝手をご紹介しましょう。

 

月額250円で1箱単位から預けられる

寺田倉庫が運営する「minikura」は、1箱単位で荷物が預けられるのが特徴です。プランは5つ用意されており、プランごとに料金が異なります。

▲月額250円から荷物を預けられるので手軽に始めやすい

 

  • minikura MONO:月額300円(税抜・以下同)
  • minikura HAKO:月額250円
  • minikura Library:月額450円
  • minikura Closet:月額500円
  • minikura クリーニングパック:6か月1万1000円

 

本や折りたたんだままの衣服などさまざまな種類の荷物を預けるなら、30アイテムまで箱の中身を撮影してくれる「minikura MONO」か、撮影なしで箱単位で保管する「minikura HAKO」がぴったり。撮影する場合は、アイテムがウェブ上で確認でき、個別に取り出せるようになるので便利です。

 

プランによって使用する箱が異なり、「minikura MONO」はレギュラーボックスとワイドボックスの2種類が選べます。

 

本のみを預ける際は「minikura Library」という選択肢もあります。こちらは点数無制限で1冊ずつ撮影してくれるサービスなので、取り出すかもしれない本を預けるのにいいでしょう。

 

ブランド物や大切な服を折りたたまずに管理したいなら「minikura Closet」を。最大10点までの衣類を専用不織布バッグに入れて送ると、衣類をハンガーに吊るして保管してくれます。1パックにつき10点までクリーニングがセットになった「minikura クリーニングパック」は、コートなど半年は着ないという服を預けるのにおすすめです。いずれのプランも服はもちろん撮影してくれるので、ウェブ上で管理でき、必要なときに取り出せます。

 

届いた箱に預けたい荷物を詰めて発送するだけ

minikuraの使い方はシンプルです。まずはウェブサイトで会員登録をし、利用するプランと必要な箱の数を申し込みます。最初に必要な箱数を決める必要があるので、まずは預ける荷物を決めてから申し込みましょう。

 

▲minikuraの決済方法はクレジットカードのみ

 

箱が届いたら、あとは荷物を詰めるだけ。1ボックスにつき最大20kgまでとなっており、さらにminikura MONOは撮影が30カットまでなので、30点以内に収めます。

 

冬物の衣類と一緒にマフラーやニットを入れるなど、箱単位で同じジャンルのものを入れたほうがあとでわかりやすいです。

 

あとはウェブサイトの「マイページ」を開き、預ける箱と箱のタイトルを入力し、預け入れ方法を選択。預け入れは自分で発送することもできますが、マイページから集荷を依頼することもできます。

 

入庫完了のお知らせが届くと、あとは撮影が終わるのを待ちましょう。10営業日ほどで撮影が完了すると、マイページ内で各ボックスのアイテムを一覧で確認できます。このアイテム一覧から、荷物の取り出しの申し込みもできます。

 

▲手持ちのアイテムを写真付きのリストで管理することで、似たような服を買うのを防げる

 

ただし、注意したいのがアイテムごとに取り出し送料がかかる点です。いずれのプランも初期費用、預け入れ送料、写真撮影料、箱ごとの取り出し送料は無料ですが、アイテムごとの取り出しには800円に送料が発生します。

 

また、保管期間が12か月未満の場合は、取り出し送料は1000円かかります。入庫月から2か月に満たないボックスの取り出しは、通常の取り出し料金に加えて「早期取り出し料金」が発生するので、1年単位で預けられるものかどうかという見極めを最初にしてから預けたほうがいいでしょう。

 

いらないものはそのままヤフオク!に出品

minikuraは荷物を預けられるだけでなく、預けたもののいらなくなったアイテムを「ヤフオク!」に出品することもできます。出品用の写真はminikuraが撮影したものを使えるので、アイテムが手元になくてもスムーズに出品できるのがうれしいポイント。

 

▲オークションに出すだけでなく、クリーニングを申し込むこともできる

 

服や本はもちろん、捨てるにはもったいない子どもが描いた絵などを預けている人もいるのだとか。minikuraなどの荷物預かりサービスを上手に活用して、自宅をいまより快適な空間にしてみませんか。

 

minikura https://minikura.com

 

文・撮影/今西絢美