前回の「薄給社員からフリーに『シェアダイン人気No.1およねさんのおもてなし』」では、およねさんがシェアダインで人気ナンバー1シェフになるまでのサクセスストーリーについて伺いました。今回は、シェアダインで広報をされている山田さんのお話も交え、「時短料理なのに本格的なプロの味」と話題の料理テクニックから、思わずもう一度指名したくなる、その人柄に迫りたいと思います。

およねさんスゴ技アイテムは乳幼児家庭でも便利

時短調理のために必ず持参するというぶんぶんチョッパー(左)、ディッシャー(右)、バット(下)

──出張料理をする上で心がけていることはありますか?

 

およねさん:

無駄は徹底的に省いて効率アップを図りますが、手を抜いてはいけないところは絶対抜かないというのがモットーです。

 

例えば、ハンバーグの玉ねぎは飴色になるまで炒めた方が絶対においしいので、20分以上かけてじっくり炒めます。一見すると手間がかかりすぎるように感じるかもしれませんが、このひと手間が味の明暗を分けるんです。複数の料理を同時並行で進めるので、実はそんなに負担にはなりません。

 

──素材の味を引き立てるポイントは、負担にならない範囲で確実に押さえるということですね。では、効率アップのためにしていることは何ですか?

 

およねさん:

頭の中でこれから作るすべての料理のプロセスを並行して考え、同時にできることは同時にやるようにしています。

 

また、すべての料理で使う野菜は、料理を始める前にすべて切ってしまうこと。最初に食材を切っておくと、その後の調理スピードが格段に上がります。

 

料理の段取りは慣れないとなかなか難しいですが、野菜を確実に早くカットするには道具を使うのがいいと思います。私は野菜を切るのにぶんぶんチョッパーを使っています。特にお子さん向けの料理は野菜を小さく切ることが多いので、小さなお子さんのいるご家庭はあると便利だと思いますよ。

 

──確かにひたすらみじん切りをする作業ってめんどうなんですよね…。これなら時短にもなるし、料理を作る気力が湧いてきそうです!他に便利な調理グッズはありますか?

 

およねさん:

他にも、アイスクリームをすくうディッシャーとバットは、出張料理のときに必ず持っていきます。

 

ディッシャーは、通常よりもひと回り小さいタイプを選ぶのがポイント。この大きさが、つくねやミートボール、ナゲット、スイートポテトなどを成形するときにぴったりのサイズなんです。蒸しパンやカップケーキなどの生地を型に流し入れるときにも重宝します。

 

バットは、ハンバーグなどのタネを等分するときにすごく便利!ボウルに入った状態でタネを分けると、大きさが違ってしまったり、最後に少しだけ余ってしまったりしませんか? 

 

バットに均一な厚みで伸ばし、最初に作りたい数にざっくりと分けてから丸めると、同じ大きさに作ることができます。大きさが違うと焼きムラの原因になりますが、これなら均一においしく焼くことができます。