ゲームで親子の信頼関係を損ねないために
3. ゲームのプレイ中にそろそろおしまい、と一方的に言う
「だいたい『おしまいだよ!』とお母さんがいうのはご飯ができたときですよね」と笑う関先生。確かに、身に覚えがある人も多いのでは?
「大人の都合で一方的にやめなさい、と言われても子どもは納得できません。『ご飯ができたらやめようね』『出かける前にやめよう』など、前もって予告したり、タイミングを決めましょう。
そのとき、子どものゲームの区切りポイントがわかっていれば、『クリアしたらやめよう』『この対戦が終わったらやめよう』などと声をかけることもできますね」
4. ゲームのコントローラーを隠す
子どもが約束を破ったとき、「もう禁止!」とコントローラーを取り上げたこと、ありませんか?怒ってやってしまいがちですが、それは全く有効ではないそうです。
「コントローラーを隠しても、子どもはお母さんがお風呂に入っているときなんかに、こっそり見つけてゲームをしますよね。隠れてやる、うそをつく、というのは親子関係に良い効果を生みませんし、悪い意味でゲームにハマる原因にもなりえます。
一番よくないのは、子どもがいつの間にかゲームを再開したとき、親の怒りがおさまっていると『まあいいか』と、親も約束をないがしろにしてしまうことです。」
親は怒りの感情に任せて罰を与えるのではなく、「どうしたら約束を守れるか」考えることが必要なのですね。