第3回目の今回紹介するのは、下半身のトレーニング・スクワット。誰でも知っているトレーニングではありますが、いったいどんな効果があるのでしょうか?
スクワットの効果は腹筋の数倍!?
「スクワットのメリットはたくさんありますが、注目したいのは鍛えられる筋肉の多さです。この動作で、お尻や太ももに加えて、ふくらはぎや背中の筋肉を同時に動かすことができるんです」とは、早稲田大学大学院スポーツ科学研究科・博士の久保孝史さん。
他にも、ヒップアップ効果や姿勢改善など、スクワットは嬉しい効果がたくさん!
「あまり運動をしてこなかった人が急にスクワットをしても、途中でつらくなったり、ひどい筋肉痛に悩むことに。まずは、簡単にできるものからスタートすると、身体が適応していきますよ」
スクワットを始める時の4ステップ
メリットたくさんのスクワット。まずは、椅子を使ったものから始め徐々に強度を上げていきましょう。
<下半身のエクササイズ>
①椅子を使ったスクワット(両足)
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鍛える部位: 脚、お尻
回数:まずは10回程。慣れてきたら回数とセット数を増やしていく
時間:1〜3分程度(※あくまでも目安です)
======= 【1】足を肩幅に広げて、椅子の前に立つ。つま先は若干ハの字に広げる。
【2】お尻を後ろへ突き出すように、股関節から折り曲げる。膝があまり前に出ないよう注意する。
【3】お尻が椅子につくまで降ろしたら、ゆっくりと元の姿勢に戻る。
転ばないように注意して行いましょう。この動作を3セット程できるようになったら次のステップに移りましょう。
②椅子を使ったスクワット(片足)
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鍛える部位: 脚、お尻
回数:まずは10回程。慣れてきたら回数とセット数を増やしていく
時間:1〜3分程度(※あくまでも目安)
======= 【1】片足を上げて、椅子の前に立つ。
【2】片足は上げたまま、お尻を後ろへ突き出すように、股関節から折り曲げる。
【3】お尻が椅子につくまで降ろしたら、ゆっくりと元の姿勢に戻る。
※片足分(10〜30回程)が終わったら、もう片方でも同じ動作を繰り返します。