お腹の肉をつまむ女性

運動や食事制限でやせないとお悩みの人は必見! 血液やリンパの流れを改善してやせ体質へと変えていく「伝説の脂肪ほぐし」、今回は腰・わき腹編です。ウエスト周りにできる、浮き輪のように乗っかった脂肪をほぐして、魅せるお腹をつくりましょう。

 

「脂肪ほぐし」とは? 固太りの体を女性らしい“しなやか細BODY”へと変える千波さん考案のメソッド。筋肉の固くなっているところや、リンパ管のつまりやすい場所をしっかりほぐすことで、血液やリンパの流れを改善させたり、体の可動域を増やして脂肪を燃えやすくしていきます。「ボディラインが整う」「むくみがとれてスッキリ」という実践者が続出中!

浮き輪肉は普通の生活では落ちにくい!?

ズボンやスカートの上にお肉がのる、しゃがんだときにお腹がつっかえる邪魔な腰回りの浮き輪肉に悩んでいる女性は多いはず。腰やわき腹は、脚や腕ほど日常生活で動かす機会が少ないため、むくんだり太りやすい部位。意識的に動かしたりほぐしたりして、脂肪をためない体をつくっていきましょう。

腰をほぐして脂肪&むくみをスッキリ

ウエストは骨がないため、脂肪がつきやすい場所。ついてしまった脂肪は血管やリンパを圧迫して、むくみを引き起こします。これが、ウエストが太くなる原因。

 

また、姿勢を保つために体幹の筋肉を支えていることで、ハリやコリが出て固くなりやすい場所でもあります。脂肪や筋膜をよくほぐして、柔らかくしておきましょう。

STEP1:胸腰筋膜ほぐし

 

 

あぐらをかいて座り、筋肉をつまむようにして腰全体を10回程度まんべんなくほぐします。胸腰筋膜という姿勢を保つ筋肉があり、固くなりやすい場所なので入念に。

STEP2:背中ほぐし

左を下にして横になり、右手のこぶしの関節をつかって背中側の肋骨の下からお尻までを上下にほぐします。位置をずらしながら、腰を中心に背中全体をまんべんなく行いましょう。左右・各10回程度。

STEP3:腸骨ほぐし

左を下にして横になり、骨盤の下にある出っ張り(腸骨)の周りを右手のこぶしの関節で上下にほぐします。脂肪が付きやすい場所なので、強く入念に行います。左右・各10回。

わき腹ほぐしでウエストにくびれ”が…

キュッとくびれたウエストラインを手に入れるには、毎日、何十回、何百回と腹筋をする必要があると思う人もいるかもしれませんが、実はわき腹の筋肉(複写筋)を固くして、寸胴体型になってしまうことも。

 

筋膜をほぐして柔らかくすることで、くびれやすい体に変えていきましょう。寝転んで行うほうが力もかけやすくなり、効果がアップします。

STEP1:肋骨流し

 

横向きになり、親指を背中側の肋骨の下に当てる。指の側面を肋骨のキワに沿わせるようにしながら、背中側からお腹側へウエストを絞るように強く押し流します。左右・各10回。

STEP2:わき腹の脂肪流し

STEP1の指1本分下あたりに手の位置を変えて、同様に押し流します。わき腹の肉をおへその下に向かって持ってくるイメージで行いましょう。左右・各10回。

STEP3:骨盤の脂肪流し

横向きになり、親指を骨盤のキワに沿わせて背中側から脚の付け根に向かって強く押し流します。左右・各10回。

 

脂肪ほぐしは「イタ気持ちいい」程度の強さで行うのがベスト。はじめのうちは脂肪が固かったり、血流が悪いためにあざができてしまうこともありますが、自然に消えていきます。ほぐしていくうちに、血流も改善されてあざができにくくなっていくはずです。

 

マッサージ用のクリームやオイルを使えば、滑りが良くなってほぐしやすくなります。肌の保湿にもなるのでぜひ使ってみてください。 

 

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監修/千波 取材・構成/大浦綾子 イラスト/いしかわひろこ