“他人の不幸は蜜の味”は脳科学で証明されている!?
人の不幸から喜びを得る、いわゆる“他人の不幸は蜜の味”。じつは不幸話が好きな人もそうでない人も、誰にでも“他人の不幸を喜ぶ気持ち”が備わっているそうです。
以前放送された『世界一受けたい授業』(日本テレビ系)では、「脳に関するウソホント! 最新脳科学研究!」と題した企画を特集。脳科学者・茂木健一郎さんが登場し、他人の不幸を喜ぶ“脳のメカニズム”について説明していました。
まず注目すべきポイントは、脳の中にある“線条体”という部分。線条体とは報酬を受けた時に活動する部分のことで、妬んでいる人に不幸が起こると“線条体”が喜んで活動するといいます。
つまり脳科学では他人の不幸を喜ぶことを“脳の活動”として捉えられており、このことについて茂木さんは「恐らく我々は他人と比較して幸せになったり不幸せになったりする」「自分のライバルがちょっと落ちると、その分自分が幸せになったような気持ちになってしまう」「そういうことがじつは脳の活動ではわかっている」と語っていました。
誰にでもある感情とはいえ、他人の不幸よりも“幸せ”を喜べる人でありたいものですね。
関連記事:深読みし過ぎ!?「私にはできないから尊敬する」は褒めか皮肉か
文/牧野聡子