30代の働くママはとにかく忙しい!しかも、肌の状態も似合うメイクも、20代とは徐々に変わってきています。気づいたら、シワもシミもくすみも気になるし、なんだか目元にハリがなくなって寂しい。どうにかしなきゃ——と薄々危機感を感じているのに、なんとなく見て見ぬフリをしていませんか?

 

でも、生きていれば、年をとっていくのは当たり前。外見が少しずつ変化していっても、女性をキレイに魅せられるとっておきの魔法が“メイク”なんです!

 

今回は、今まで1万人以上の女性を指導してきた“メイクアップ博士”として、悩める30代女性に「年相応の美しさを身につけるノウハウ」をお届けしたいと思います。

 

漠然と続けてきた自己流のスキンケアとメイクを、“もう一度じっくり見直す”特別講座です。1日1テーマに絞って、基本から詳しく解説しますよ!

 

6日目のテーマは「アイメイク」。今まで日本で流行っていたアイシャドウの塗り方は、あくまで彫りの深い西洋人向けのもの。だから、目が腫れぼったく見えたり、いかにも「塗りました!」というわざとらしい仕上がりに…。そこで、一見ごくナチュラルなのに、彫りの浅い日本人の目元を立体的に見せてくれるアイメイクの方法を紹介します。

 

ナチュラルで“瞳に輝きをもたらすアイメイク”を目指そう!

「目は口ほどにもの言う」「目を見ればわかる」などと言われるように、目は私たちの心の中を映し出す鏡のようなもの。キラキラと輝く瞳を見ると、その人の心の中まで輝いているみたいに見えますよね。ナチュラルなアイメイクは、白目をより白く、黒目をよりくっきり見せて、瞳が輝いているように見せるのが“ゴール”なのです。


ここでは、一重、二重、奥二重など、どんな目の形の方にも、手間なく簡単に目元が輝くアイメイク法をお伝えします。正しい塗り方はもちろん、使いやすい道具の選び方もぜひマスターしてくださいね。

使う道具は3つ

① アイホール用ブラシ・・・まぶたに立体感を作るためのブラシ。小指くらいの大きさのブラシがベスト。

②目のきわ用ブラシ・・・目のきわの引き締めカラーを塗るブラシ。短めで細めのブラシを選びましょう。

③アイライナー用ブラシ・・・アイラインを自然になじませるためのブラシ。極細が使いやすいですよ。

アイシャドウの選び方

①シャンパンカラーをベースに

肌なじみのいい、パールが入った透明感あるシャンパンベージュがおすすめです。アイシャドーのパールの輝きで、瞳がキラキラしているように演出できます。時間がないときはこれだけでも

 

②濃い目の茶色でほんの少し引き締める

濃いめのブラウンかグレーがあると目元がグッと引き立ちます。こちらもパール入りのものをチョイスしましょう。パール輝きで、塗りすぎを防いで肌にうまくなじんでくれます。ベタッと塗らないように気をつけて。

 

アイシャドウの塗り方

①アイホールの輪郭を描く

ブラシで目の上を軽く押して、へこむところがアイホールです。このアイホールに沿って、縁取るように左右に動かしましょう。

 

②アイホールに縦に塗る

次にアイホールの中をまつ毛のきわに向かって縦に塗りつぶします。力を入れずに優しく動かして。

 

③目尻から引き締めカラーを塗る

目尻のきわからまつ毛の生え際をなぞりながら、黒目の真ん中までブラシを動かします。

 

④目頭から引き締めカラーを塗る

続いて、目頭から黒目に向かってブラシを動かします。

 

⑤目の下にハイライトを入れる

アイライナーブラシに、アイホールと同じシャンパンカラーをとって、下まぶたの目頭から目尻まで塗ります。まつ毛の生え際に沿わせて塗りましょう。レフ板のように光を反射して、瞳の中に輝きを与えてくれる大切なプロセスです。

 

アイライナーの選び方

固形タイプがおすすめ

リキッドはつきすぎて線が太くなってしまうことも。スルスルと伸びて、にじみにくいジェルライナーにも細いペンシルタイプのものがあるので、細身のジェルライナーをチョイスするといいですよ。

色は黒より茶色のほうがナチュラルに仕上がる

黒は目の輪郭がはっきりして目立つのですが、逆に濃く見えすぎることも…。こげ茶くらいの色目のほうが、ほどよく自然に目を強調してくれます。

 

アイラインの描き方

①まつ毛とまつ毛の間に点を置くイメージで描く

線を引こうと思うとブレやすく、線がガタガタになって失敗しやすいです。線ではなく“点”を打つように意識して描きましょう。

 

②点と点を綿棒でなじませる

綿棒を優しく小さく左右に動かしながらなじませます。うまくぼかせないときは、アイシャドウの引き締めカラーを綿棒につけてなじませると、自然にぼかすことができますよ。

 

ビューラーの選び方

ビューラーはまつ毛を上向きにカールさせて、瞳の中に光を取り込む大切なプロセス。でも、まつ毛がうまく上がらなかったり、まぶたの皮膚を挟んじゃったり(ものすごく痛いですよね)、目頭や目尻の毛が挟まらなかったり…。ビューラーが上手に使えなくて困っている人って意外と多いんです。その原因は、自分のまぶたのカーブとビューラーのカーブが合っていないせい!ビューラーは目のカーブに合わせて選ぶと失敗しません。

 


左:一重や奥二重で、目がすっきりした印象の人…ビューラーのカーブが浅めのものを選びましょう。例:「資生堂」 右:二重など目がくりっと大きな人…ビューラーのカーブが大きめのものを選びましょう。例:「シュウ・ウエムラ」

ビューラーの使い方

①ビューラーを使うときは脇を締めて

ビューラーをするとき、手がグラグラすると、まつ毛の向きもあちこちバラバラになってしまいます。必ず脇をしめてビューラーを使ってくださいね。まつ毛の向きがキレイに揃いますよ。

 

②じわじわ挟んで5秒キープ

ビューラーは何度もかけると、まつ毛が直角に折れ曲がってしまいます。根元をつかんだら、そのまま5秒、しっかりキープしましょう。これだけで、根元から自然にカーブしたまつ毛に。

 

マスカラの選び方

マスカラは、自分がイメージする仕上がりに合わせて選びましょう。

 

左:細いタイプ…ナチュラルに仕上げたい人、自然に目を強調したい、化粧直し用
ブラシが細くてナチュラルにつくマスカラは、いかにもマスカラをした感じではないのに、自然に目力がアップしますよ。化粧直し用の重ねづけにも便利です。
中央:太いタイプ…まつ毛が細い、少ない
ボリュームタイプのマスカラは、まつ毛が細くて、インパクトを出したい方に最適です。太さが出るので、目が大きく見える効果も高いです。
右:ロングタイプ…まつ毛が短い
繊維の入ったロングタイプは、まつ毛に長さを出したいときや、羽のように広がる女性らしい華やかさを出したいときに活躍します。

マスカラの使い方

①徹底的にブラシをしごく

ブラシをしっかりしごいて余分なマスカラを落としてから使います。これでダマやボテッと不自然につくのを防ぐことができます。

 

②根本から毛先まで1度塗る

生え際から毛先に向かって真っすぐに塗りましょう。根元から毛先まで、サッと一気に塗るのがコツです。

 

③2度塗りは根元だけ

根元だけ重ねることで、根元は太め、毛先に向かって細くなる自然なまつ毛と同じ状態に仕上がります。不自然にならずにナチュラルに見せる大事なポイントです。

 

④下まつ毛にも軽く塗る

上とのバランスを取るために、下まつげにもマスカラを塗りましょう。下は軽く1度で十分。

 

 

自然に立体感と健康的なツヤが出て、瞳の中にキラキラッと光が入っているのがわかりますか?いかにも「メイクしました!」というわざとらしさがなく、元から輝く瞳の持ち主に見える、ナチュラルアイメイクの完成です。

 

メイクのプロが読者の悩みに答えます!

Q:アイラインやマスカラが涙や汗で崩れ、パンダ目になるのはどうしたらいい?

A:涙や汗でにじんだアイラインやマスカラのせいで目の周りが黒くなると、顔もどんより疲れて見えてしまいますよね。そんなときはフェイスパウダーの使い方にひと工夫。上下のまつ毛の生え際までフェイスパウダーを塗ると、パンダ目を予防できます。上まぶたは、目を閉じてまつげの生え際まで。下まぶたは、目を開けたまま目線を上にして塗ると、しっかりまつげのキワまで塗れますよ。

Q:一重・奥二重の目をなるべくパッチリ見せたい…!

A:一重・奥二重の目は、涼やかで知的な上品さが魅力。ぜひその魅力も楽しんでもらいたいなと思います。でも、パッチリ見せたいこともありますよね。そんなときは、リキッドライナーが効果的です。いつものアイメイクの最後に、上まぶたの黒目の外側あたりからスタートし、目尻から2〜3ミリ出るまで、リキッドライナーを細く引いてみてください。まつ毛を目尻に1本増やすつもりで引くと、ナチュラルなのに目が大きく見えますよ。

 

次回は、いよいよ最終回。大人女子らしい上品さとほんの少しのセクシーさを兼ね備えた「リップメイクの基本」について解説します!

 

 

 

 

文/福井美余 撮影/千葉太一 モデル/石川理咲子(スペースクラフト)