【この記事は、CHANTOママライターによるウェブ限定記事です】

                       

ライター名:外山ちえ子

 

親子で楽しい♪冬のお菓子作り

皆様、自宅でお菓子をよく手作りしますか?わが家のお菓子作りの機会は圧倒的に『三連休時』『夏・冬休み』と、まとまった時間が取れる時が大半です。あとは子供の誕生日やハロウィン等のイベントが土日にかかった時も極力お菓子を手作りしています。ただ、まともに一からお菓子を作ると『材料代が高くつく』『材料の計量が面倒』『道具の片付けが大変…』等、結構手間もコストもかかりますので、わが家では「お菓子手作りキット」や「ホットケーキミックス」等のお手軽な市販材料を自分なりにアレンジして使っています。工夫や思いつきで、既製品にはないユニークなお菓子が誕生したり、子供と一緒に楽しく作れて、ちょっとしたイベント気分も味わえます。わが家流の“お菓子をラクして楽しく作る”アイデアをご紹介します。

 

SNS映え重視なら、お菓子の家作りが◎

クリスマスシーズンになると、各製菓会社から様々な『お菓子の家』を作れるキットが販売されますが、お子様と見栄えのあるものを一緒に作るのであれば、これら市販品のキットを組み立てるのが手軽でお勧めです。個人的には、『無印良品』のお菓子キットシリーズが美味しく、手軽に出来るので気に入っています。わが家は一昨年前、クッキーのパーツを組み立てるだけで出来る「ヘクセンハウス(お菓子の家)」のキットを使ってお菓子の家作りにチャレンジしました。この時はちょうど無印良品店舗で商品のワークショップが開催されている時期でして、キットの購入代金のみで店舗内のワークショップに参加出来て、店員さんの指導を受けながらお菓子の家が作成できたので失敗無しでした!おまけに、アイシングを作ったボウルの洗い物等もなく、トッピング用のお菓子も色々な種類のものが用意されていたので、個別に購入するよりお得かつ楽に作ることが出来ました。完成後は一昼夜飾り、その後家族でちびちび食べ、3日以内に消滅(笑)。また、各製菓会社の『お菓子の家』キットはクリスマスを過ぎると大抵値引きされるので、値引き後に購入してお正月にゆっくり親子で作成&おやつとして食べて楽しむという裏技もあります♪ 昨年はIKEAで販売されている「ジンジャーブレッドハウス」キットを購入してみましたが、息子はジンジャーブレッドの味がお気に召さないらしく、完成後に食べるのがパパ・ママのみ→食べきれず湿気たという残念な結果に(涙)。小さいお子様がいらっしゃる家庭では、プレーンな味のクッキーや、ビスケットのおうちの方がお子様のおやつには良いかもしれません。「市販のキットのおうちは大きくて食べきれない!」という方は、自宅で好みの大きさのクッキーを焼いて組み立てると小さなおうちが出来ます。(手間はかかりますけどね…)

※左から「無印良品のヘクセンハウス」「IKEAのジンジャーブレッドハウス」「手作りクッキーで作った小さい家」

 

記念日ケーキも時短で手作りはいかが♪

クリスマスやお誕生日等のイベント時のケーキは、平日にかかってしまった時は既製品を購入しますが、土日祝日にかかった時は極力手作りしています。ここでも便利な既製品を利用して時短で作ります。

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写真のケーキは昨年作った息子のバースデーケーキなのですが、時短で作る為「スポンジケーキミックス粉」を使いスポンジを四角型で焼き、切り分けて成形し、「絞り袋入りのホイップ済クリーム」や「市販のお菓子各種」を使いデコレーションしてあります(一応トラック型ケーキです…)。スポンジをカットして組み立て、色々な製菓材料でデコレーションすれば世界で一つのケーキになるので、アイデア及び時短制作可能な市販品をフル活用しています。なお、スポンジ作りが面倒ならカステラや市販のスポンジを使うと更にお手軽です♪またイベント用のケーキはスポンジを焼いてデコレーションする他にも、ゼラチンで固めるレアチーズケーキ等、冷やして作るタイプは焼くタイプより失敗が少ないので時々親子で作ります。冷やして作るケーキは、『ゼラチンを溶かし、他の材料と混ぜて型に流して固める』と作り方がシンプルなので、子供もお手伝いがしやすく、ベースのケーキ作りが簡単な分、デコレーションに凝る事が出来ます。

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写真のケーキは昨年作のクリスマスレアチーズケーキですが、デコレーションにはイチゴサンタと、市販の『チョコペン』でトナカイと木の絵を描いて冷やし固めたものを刺して、仕上げにアラザンを散らしてあります。オーブンペーパーの上にチョコペンで絵を描いて冷蔵庫で冷やして固めるだけで、手軽に可愛いデコレーション用チョコレートが作れます。こんな風に市販品には無いデザインのケーキを親子で一緒に作るのもまた楽しいものです。その他、“クリスマス当日は平日で忙しいので、事前に手作りケーキを用意”したい場合、ホイップクリーム等のデコレーション不要で、日持ちのするドイツのお菓子『シュトーレン』やイタリアのお菓子『パネトーネ』等の焼菓子を事前に作るのも一つの方法です。

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写真のお菓子は『シュトーレン』のアレンジ版ですが、市販品の『シュトーレン手作りキット』を使って作りました。大人用は洋酒入り、子供用は洋酒抜きで作りたかったので、種を2つに分け、子供用は洋酒を入れずに見た目が楽しくなるようスライスアーモンドで松ぼっくり型に形成してみました。こんな風に、市販の手作りキットは自分のアイデア次第で色々アレンジが効きますので、クリスマスや冬休みには、お子様の想像力も借りつつ、世界に一つのお菓子作りを楽しんでみてはいかがでしょう?

 

おまけ「スポンジケーキ失敗時」のリメイク方法

『スポンジを焼いたら表面が焦げた…』『いまいち膨らまなかった…』という悲劇が起こったら、無事だったスポンジ部分を取り分け、フードチョッパー等で細かく粉砕します。これにクリームチーズや柔らく練ったバター、溶かしチョコ等を入れて丸め、コーティング用チョコレートで周りを固めると「ケーキボール」が出来ます。そして、このケーキボールをデコレーションしてスティック等に刺すと子供の喜ぶおやつ菓子に大変身!

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写真はケーキボールに形付きカラーシュガーを付けた「ひよこのケーキポップ」です。この様に失敗したスポンジも捨てずにリメイクして美味しく召し上がってください♪