“定年”の年齢があらかじめ決まっている企業は数多く存在しますが、最近ではより自由度の高い定年制度に取り組む企業も。今年5月、りそな銀行と埼玉りそな銀行は“従業員自らが定年を選べる制度を導入する”と発表しました。

定年の延長は“再雇用”よりお得!?

現在両行では「60歳」を定年としているものの、「選択定年制」の採用によって60~65歳までの間で定年が選べるように。同制度への取り組みは大手銀行の中でも初の試みで、“意欲や能力のあるシニアが活躍できる環境”を整えるのが狙いとのことです。

 

定年を選べる制度は来年4月から開始される予定ですが、同行では現在も“再雇用”という形で最長70歳まで働ける仕組みがあるそう。しかし“再雇用”だと、定年を延長した場合と比べて“手取り額”が下がってしまうため、やはり定年退職を引き延ばせる方がありがたいという人が多いかもしれません。

 

また「長く働き続けるのはキツイ!」と感じた人は60歳を定年にすればいいので、無理のない働き方ができるのも魅力的です。

 

ネット上では、「その時の体調や意欲によって定年する年齢を選べるのは、とても良い取り組みだと思う」「再雇用と比べて手取りも増えるから、年を取っても働くモチベーションがキープできそう」といった声が上がっていました。