市販されている湿布薬はたくさんの種類があり、選ぶのも迷ってしまいますよね。そもそも「冷湿布」と「温湿布」では、使い分けることが必要です。どのように使い分けるのが良いのか、現役薬剤師が紹介します。
冷湿布と温湿布の違い…分かりますか?
一般的な「冷湿布」と「温湿布」には、次のような違いがあります。
冷湿布:「メントール」によって冷たく感じるように作られた湿布
温湿布:「トウガラシエキス」によって温かく感じるように作られた湿布
冷湿布も温湿布も、「患部を冷やす・温める」効果というよりは、「冷たく・温かく感じる」といった、〝感覚〟を得られるものです。そのため貼っている間、症状が和らいでいるように感じられます。 しかし、最近では比較的強いと言われる〝鎮痛消炎成分〟が配合された貼り薬が発売されています。これらの貼り薬はメントールを配合し〝冷感タイプ〟として作られていることも。 また、トウガラシエキスを配合した〝温感タイプ〟のものも発売されているので、以前の冷湿布と温湿布のように、症状で使い分けることもできます。