新型コロナウイルス対策として「stay home」が勧められているなか、平日のリモートワークや休日の外出自粛などで自宅にいる時間が増えたことでしょう。 しかし、自宅にいるからといって必ずしも安全かといえば、決してそうではありません。手洗い・消毒などの感染対策を行い、いわゆる「3密」を防ぐため、こまめな換気を行うことが大切です。 今回は、換気の大切さと正しい換気の仕方について詳しく解説します。

部屋の空気は思いのほか汚れている?

 

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ズバリ、部屋の換気は「1日1回」ではとうてい足りません。新型コロナウイルスに限らず、室内は思いのほか汚れています。 また、室内で過ごす人数や時間が多くなるほど、室内には目に見えないホコリやカビ、ダニの死骸などが舞いやすくなります。 帰宅した家族が持ち込んだ、ウイルスなどの病原体が舞っている可能性もゼロではありません。 とくに、「新型コロナウイルスは23時間ほど空気中を舞う」という報告もあるため、いまの時期は注意が必要です。 これらのものは目に見えない状態で空気中を漂っていますので、もちろん私たちは空気が汚れていることに気づくことはありません。 ですが、気づかないまま汚れた空気の中で過ごしていると、病原体を吸い込んで感染症にかかったり、ホコリを吸い込んでハウスダストアレルギーを発症したりするなど、思わぬ病気を引き起こすことも。 汚れた空気と新鮮な空気を入れ替える「換気」は、私たちの健康を守る上でも大切な習慣なのです。

 

 

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