ママも子どももみんなで予防を徹底!

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インフルエンザがはやりはじめる季節。もう家族全員のワクチン接種は終わりましたか?インフルエンザ予防にはワクチンが欠かせないと、小児科医の小暮裕之さんは言います。

 

「インフルエンザの特徴は、症状が非常に激しく急に出ること。仕事に支障が出ますし、小さいお子さんが重症化すると危険です」

 

ただし、ワクチンを接種したからといって油断は禁物。予防接種を受けてもインフルエンザにかかるケースは少なくありません。

 

「ワクチンは年によって対応する型が決まっていて、今年はA型2種とB型2種の混合。型の違うウイルスが

侵入した場合には効かないのです。

また、完全に予防できるわけではなく、軽くイ

ンフルエン

ザの症状が出ることもあります

 

そこで大切になるのが、日々の予防策。生活のなかできちんとウイルス対策を行えば、インフルエンザだけでなくカゼやノロウイルスといった感染症も予防できます。

 

「何より大事なのは、うがい・手洗いをはじめとする生活習慣。ぜひ、お子さんと一緒に習慣づけを徹底してください」

 

【小児科医】小暮裕之さん

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有明こどもクリニック院長。地域に根ざした小児医療の実現をめざし、休日も休まず診療するクリニックを運営。小さな子どもを抱える働くママたちにとって頼れるドクター。

真冬に注意したい3大感染症

冬に流行する感染症といえば、カゼ、インフルエンザ、ノロウイルス。それぞれどんな特徴があるのか、押さえておきましょう。

カゼ

せきやくしゃみなどの飛沫に含まれる病原体が、鼻やのどの粘膜に触れることで感染。鼻水、せき、のどの痛みなどから始まり、発症が比較的穏やかなのが特徴。発熱しても高熱にならない。

インフルエンザ

カゼとは異なるインフルエンザウイルスによって飛沫感染。感染すると₁〜₃日程度の潜伏期間ののち突然、高熱が出るのが特徴。高熱のほか、筋肉や関節の痛みなど、全身症状が強い。

ノロウイルス

ウイルスが含まれたものが口から入ることでうつる経口感染。いきなり腹痛、嘔吐、下痢などの激しい症状が出る。潜伏期間が最短24時間と短く、家族内に一気に広がる可能性が高い

 

Q.これまで大丈夫だったのでインフルエンザワクチンは子どもだけ。OKですか?

A.子どもだけでは不十分!家族全員で接種して「集団免疫」UPを

 

カゼやインフルエンザが猛威を振るう冬。学校や保育園ではやりだす前に、家庭での予防策を心がけたいですね。

 

年末年始を元気でのりきるために、あの手この手でウイルスをシャットアウトしましょう。