歯垢を放置すると「バリア機能」が低下する

 

この歯垢には、次のような細菌も含まれているとされています。 ●気管支炎や肺炎などの発症や重症化に関わる肺炎球菌


●インフルエンザ菌


●重篤な感染症の原因となる黄色ブドウ球菌、緑膿菌、セラチア菌 など

 

これらの細菌は「プロテアーゼ」と呼ばれる酵素を出し、バリア機能が弱まることで、肺炎球菌をはじめとするウイルスが、気道の粘膜から細胞に侵入しやすくする特性を持っています。 つまり、お口の中の不潔な状態を放置していると、プロテアーゼの量が増えてバリア機能が破壊され、気管支炎や肺炎の発症や重症化を招きやすくなるということなのです。