新型コロナウイルスの影響で外出自粛が余儀なくされている現在。在宅で子どもの面倒を見ながら、仕事と家庭の両立に追われる日々が続いています。

 

「親として、子どもを守らなきゃ」

 

今まで以上に緊張した状況の下で、誰もががんばり続けています。けれど、ふとした瞬間にママであることのプレッシャーに押し潰されそうになっていませんか?

 

平時であっても、子どもをどんなに愛していても、いやそれ故に「ママをやめたい」、という呟きが聞こえるようになっているこの共働き時代。CHANTOではオピニオン特集として「ママを休もう」を企画します。

 

第1回目は、CHANTO読者アンケートを紐解きながら、ママが置かれている現状を探りました。

ママの7割が「ママをやめたい」と思った経験があった

CHANTO WEBが行った読者アンケートでは、ママの約7割が「ママをやめたい」と思ったことがあると回答しています。

 

さらにその気持ちに「罪悪感がある」というママは半数以上。

 

私たちの多くが「もう、ママをやめてしまいたい」という衝動に駆られながら、そんな自分に罪悪感を抱いているのです。

 

わが子はもちろんかわいいし、ママでいられるのは幸せなこと。

 

「こんなふうにわが子を育てたい」「夫と協力して、仕事と育児をバランスよく両立させたい」と希望にあふれ、マタニティ期間を過ごした人も多いのでは。

 

それにもかかわらず、ふとした瞬間に「ママをやめたい」という気持ちになってしまうのは、なぜなのでしょうか。

 

原因として多く挙げられたのは「自分の時間がない」「育児のプレッシャーに押し潰されそうというものでした。

 

まずは、「自分の時間がない」という声から見ていきます。

平日は仕事と子育てに追われ、自分の時間を確保しようと思ったら睡眠不足を決めるしかない。(33歳会社員/長女3歳)

自分時間を確保するためには、睡眠時間を削らなければならないという現実。睡眠か自由時間かの選択を迫られる平日は、どうしたって自分時間の確保は難しいですよね。

 

では休みの日はというと―。

 

たまにひとりでリフレッシュしたくて夫に協力を仰ぐと、「何時に帰ってくる?」「もっと早く帰宅すると思った」などと圧力が…。(41歳会社員/長女9歳)

土曜日は夫が仕事なので、日曜日に家族の時間を減らすことに罪悪感があり、自由時間を思うように取れない。(36歳会社員/長男8歳、次男6歳)

夫や子どもについ遠慮して、自分の自由時間を犠牲にしてしまう。その積み重ねが「ママをやめたい」という気持ちにつながっているのだとしたら問題ですよね。