誰かのために贈り物を選ぶのは心躍るもの。しかし、贈る相手が上司となると一体何を贈ればいいのか悩む人も多いのではないでしょうか?

 

目上の人である以上、贈り物の内容やマナーは気になるところですよね。 そこで今回は、場面別におすすめのプレゼントをピックアップしてみました。

ケース別に上司へのおすすめのプレゼントを見てみよう

一言で「上司へのプレゼント」と言っても、どのようなシチュエーションで渡すかによってプレゼント内容は変わってきます。 そこで、まずはプレゼントを渡す場面ごとに、おすすめのプレゼントを見ていきましょう。

ケース1:上司が栄転・昇進したとき

最も多いのは、栄転や昇進に際してお祝いの品を贈るという場面ではないでしょうか? 特に、転勤を伴う昇進の場合、上司とのお別れも意味します。お祝いと同時に、これまでお世話になった上司への感謝の気持ちをプレゼントに込めたいもの。 例えば、次のようなものを贈ると喜ばれるでしょう。

 

・カフス

普段から身だしなみに気を使っている男性上司ならカフスのプレゼントは喜ばれるでしょう。 お祝いの品としての特別感を出したいときは、イニシャルが刻印されているものなどがおすすめです。次の部署でも頑張ってほしいというメッセージも伝わりやすいですよ。

 

・ネクタイ

上司が男性の場合、ネクタイもおすすめアイテムです。 何本持っていても困らないのがネクタイ。さまざまなビジネスシーンで活躍してくれるアイテムです。ハイブランドのネクタイなどは高級感に特別感がプラスされるので、お祝いにはもってこいのプレゼントでしょう。

 

ネクタイはプレゼントとして“外しにくい”ものですが、上司が普段付けない色や柄のものをプレゼントしてしまうと、困らせてしまうかもしれません。事前に上司の好きな色や柄、ブランドなどをリサーチしておくとスマートです。

 

・上司の趣味のアイテム

上司の趣味や好きなことがわかっていれば、そのときに使えるアイテムに名入れなどを施してプレゼントするのも記念になるでしょう。


例えば、ゴルフが趣味ならグローブやボール、読書が趣味ならブックカバーなどがおすすめ。 ただし、あまりにかさばるものや重いものを贈る際は注意が必要です。転勤をする場合、多くの場合引っ越しが伴うもの。引越し先に持っていくのが大変なものを贈りたいときは、事前に上司に確認をしておいたほうがいいかもしれません。新居で使える実用的なものを贈る場合も、念の為リサーチしておくと安心。 プレゼントにぴったりと思って買ったものを、上司も購入しているかもしれません。

 

ケース2:誕生日

アットホームな職場の場合、誕生日にプレゼントを送り合う習慣がある場合も。あまり高級なものを贈ってしまうと、相手にとって負担になってしまうこともあるため、アイテム選びが難しいのが誕生日プレゼントです。 何を贈るべきか迷ったときは、形が残らない食べ物や、仕事で使えるものを贈ってみてはいかがでしょうか?特におすすめなのは次の3つです。

 

・お酒

お酒好きの上司なら、酒類のプレゼントは必ず喜ばれるでしょう。普段は購入しないような複数のお酒がセットされたものや、飲み比べセットなどは見た目も華やかでおすすめです。特別仕様の日本酒や焼酎などもプレゼントにぴったり。期間限定のお酒や、製造数が限られたお酒などを贈ると、喜んで欲しいという気持ちが伝わりやすくなります。

 

・ガジェット

上司のプライベートを知らないと、趣味のものや好物を贈るのは難しいもの。そんなときは仕事で使えるガジェット類にしてみてはいかがでしょう。例えばモバイルバッテリーやPCケースなどは「自分で買うなら、とりあえず使えればそれでいい」と、あまりこだわらない人も少なくありません。 デザイン性に優れたおしゃれなモバイルバッテリーやPCケースなど、「なかなか自分では購入しないけれど、もらうと嬉しい!」というものはプレゼントに最適です。

 

・プチ高級グルメ

普段はなかなか購入しないようなちょっと高級なグルメはプレゼントの定番。自宅でゆっくり好きなグルメを楽しんでもらうのはいかがでしょうか? 特に上司に家族がいる場合、みんなで食べられるグルメやお菓子は喜ばれるものです。上司の色の好みがわからないときは、カタログギフトをプレゼントして自身で好きなものを選んでもらうという方法もあります。

 

上司に感謝の思いを伝えるなら 手紙・色紙

一人一人の気持ちをしっかり届けたいと思うのなら、市販のプレゼント以外に、手紙や寄せ書きといったものもあります。

 

寄せ書きなんて学生のようで恥ずかしいと思う方もいるかもしれませんが、感謝の気持ちを伝える方法として、寄せ書きは大人になっても重宝するアイテムです。

 

一人一人が気持ちを書き記してあることで、後から見てもどんな部下がいたか、どんな仕事をしてきたか思い出しやすいもの。普段はなかなか伝えられない上司への思いをぜひ言葉で表してみましょう。

 

色紙のデザインもさまざまなものがあります。かわいらしい形のカードをまとめたアルバム状の寄せ書き、カードをつるすように飾れるツリー状の寄せ書き、折りたためるブック状のものなど、上司の雰囲気に合わせて選ぶのもいいかもしれませんね。

 

また、カード状の寄せ書きなら仕事の合間に書いてもらっておけば、カードを集めるだけで済むので、取りまとめもしやすいですよ。送別の際に渡すイメージが強い寄せ書きですが、誕生日などにサプライズプレゼントしても喜ばれること間違いなしです。

 

上司への“無難なプレゼント”って、結局なに…?

上司が特にこだわりのないタイプ、好みがわからいないといったときは、何を選ぶべきでしょうか?

 

実は、「無難なものを選ぶ」というのが一番難しいもの。万人に喜ばれるものというと、選ぶ人のセンスが問われるようで余計悩んでしまうかもしれません。

 

お祝いの場面で誰に送っても喜ばれるもの代表といえば、花束やフラワーアレンジメント。もし上司の好きな色や花がわかれば、それを取り入れたアレンジメントを作ってもらうと、より感謝の気持ちが伝わります。

 

また、少し高級なお茶や特別ブレンドのコーヒーなどもいいでしょう。自宅でのリラックスタイムはもちろんのこと、職場での休憩時間に飲むことができます。

 

贈答用のお菓子などもデコレーションが素晴らしいものや、普段味わえないおいしさのものがあるので、プレゼントには最適ではないでしょうか?

 

ちょっと奮発して、人気のお店のお菓子をお取り寄せしてもいいかもしれませんね。最近では低糖のお菓子も流行しているので、そういったトレンドのものをプレゼントするのも喜ばれるでしょう。

上司へのプレゼントは事前のリサーチが重要

今回の記事では、ケース別に上司へのプレゼントについて見てみました。

 

花やお菓子など、誰にでも喜ばれそうなものはありますが、上司が甘いものが苦手だったり、アレルギーを持っていたりする可能性もあります。プレゼント選びをスムーズにするためには、上司の好みや趣味を事前にリサーチしておくといいでしょう。

 

ぜひ参考にしてみてくださいね。

 

文/佐藤仁美