あっという間に春が過ぎ、初夏がやって来ます。汗っかきの子どもたちは薄着で過ごすことも増える時期。肌の露出が増えることで、皮膚と皮膚のふれあいによる感染症が多くなる時期でもあります。今回は「水いぼ」と「とびひ」について、詳しく解説します。

「水いぼ」と「とびひ」はどう違うの?

 

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「水いぼ」と「とびひ」は、ともに皮膚に水ぶくれやただれなどを引き起こす、感染症の一種です。皮膚と皮膚の触れ合いによって感染するため、子どもの集団生活の場で流行することも少なくありません。 同じく皮膚に発疹を引き起こす、水ぼうそうや麻しんなどと異なり、原因となる病原体が皮膚に直接感染するため、全身に症状が現れるわけではありません。感染が生じた部分のみに、発症するのが特徴です。 「水いぼ」と「とびひ」は似たような症状が現れますが、病原体は全く別物。当然ながら治療法も異なりますので、正確に見分けて適切な対処を講じることが大切です。